ウィーズナーの作品はどれをとっても、本当に描写が丁寧で素晴らしい仕上がりの作品になっています。
「大あらし」って、日本でいうところの台風ですよね?雨も降っているし…。
兄弟のやり取り、飼い猫のしぐさ、表紙絵を見ただけでも、このお話がどんな物語なのか、何となく想像することができます。
個人的に猫は大好きなのですが、特にタオルでごしごしやられているときの「なんかむかつく」的な表情は、いかにも猫がしそうでおかしかったです。
この主人公の兄弟的には前半の嵐自体よりも、むしろ後半の嵐によって起きた出来事の方が大事だったようです。
想像力のある男の子たちなら、一度はやってみたいだろうごっこ遊びがたくさんでてきました。
ワクワクする冒険が好きの男の子たちにお薦めしたい1冊です。