一日かけて、テントウムシが分け合ってご飯を食べることを学ぶストーリーです。
意地を張ってばっかりで、自分に自信がないから、喧嘩するにも相手に不足があるといっては逃げていきます。どんどん
大きな相手に喧嘩をふっかけてますが、最後は相手にもされず、もといた自分のところに戻ってきます。
無駄な一日だったのか、たくさんのことを学べた有意義な一日だったのか。きっと自分にあった場所を見つけられた、有意義な一日だったことでしょう。
それが一日の時間(今何時であるか)も一緒に書いてあるため、子どもにとって勉強にもなります。
「自分を大きく見せなくていいんだ、強がらなくても、結局は同じなんだから素直に生きなさい」と、シビアな世界を子どもにも優しく絵本で伝えられる一冊だと思います。
また、「優しいテントウムシ(機嫌のよいテントウムシ)」の優しさにも心打たれます。