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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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つみきのいえ」 みんなの声

つみきのいえ 文:平田 研也
絵:加藤 久仁生
出版社:白泉社 白泉社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2008年10月
ISBN:9784592761310
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 112
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112件見つかりました

  • ひとりでひっそりと

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    今、各書店の店頭に大きく場所をとって置かれている絵本の1冊です。
    帯には「原作アニメが米国アカデミー賞受賞」と書かれています。
    後書を読むと、ほかにも、世界的ないろいろな賞を受賞しています。

    アニメの監督である加藤久仁生(くにお)さんがイラストを描いています。
    さて、内容ですが、子どもが読んでも悪くはありませんが、大人向けの絵本です。
    見た人の心を鷲づかみにする、老齢のおじいさんの切ないファンタジー。温暖化の影響なのでしょうか、主人公のおじいさんの住む世界では、海上が上昇し、人々の多くは水かさが上がる度に、自分の家の上に新しい家を積む(作る)『つみきのいえ』方法で長い間生きてきました。

    おじいさんの家は、おじいさんの人生の分だけ、いくつもあり、その一つ一つの家に今はもういない家族の思い出が詰まっていました。
    こういう切なさや哀愁という感情を思う存分感じることができるのは、やはりある程度「生きてきた」自分の歴史を持っている大人≠ネのではないでしょうか?

    物語としての完成度も高く、世界で認められた作品というのが、よく分かりました。また、こういう作品がいろいろな国で称賛されるということは、多くの人々の心の中に、「おじいさん」のような大切な思い出が眠っているのではないでしょうか?
    強いて言うと、パステル調の淡い色彩のため、遠目が利かないので、あまり大勢いるお話し会などでは使いづらい作品です。
    どちらかといえば、ひとりでひっそり読むのがいいかもしれません。

    投稿日:2009/04/18

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  • じーんとしました

     本屋さんで見つけたとき、「あ、これがあの有名な絵本だ!」と思っ

    てすぐ手にとって読みました。

     読み終わると胸がじーんとなって、心があたたかくなりました。

     子供にも読み聞かせをしましたが、大人ほどの反応はなく、まだ7歳

    の子供には少し難しかったのかなぁ・・・と思いました。

    投稿日:2009/04/17

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  • おじいさんの思い

    アカデミー賞受賞作品ということで読みたいと思っていてたまたま行った病院に置いてあり読みました。

    おじいさんの思い出の詰まったおうち、亡くなったおばあさんに対する思いや、思い出、絵もやさしいタッチでジーンとくるものがありよいお話でした。
    小さな子供に読んであげるとなると少し難しいとは思いますが、大人が読むにはとてもいいお話だと思います。

    投稿日:2009/04/14

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  • 大人の絵本

    アカデミー賞、短編アニメーション映画賞を受賞したとのことで手に取った一冊です。

    私が読みたくて読んだということもあり、娘にはいささか不評ではありましたが、
    おじいさんが道具を落としてもぐり始めたあたりから
    娘も引き込まれるように聞いていました。
    全般的には、年齢を重ねた大人が読むと、ホロリとさせられる
    大人向けの絵本だという印象をうけました。
    丹念に鉛筆で描きこまれた絵は
    なんともいえない味わいです。
    たしかアカデミー賞で上映されたアニメのほうは、
    セリフのない描写のみの作品だと聞いたように思います。
    (発売中のDVDには、セリフありのものもあったかと思いますが・・・)
    絵だけで見たら、どんな感じなのかしら・・。
    こんどぜひ見てみたいと思います。

    投稿日:2009/04/04

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  • たくさんの思い出

    • Yuayaさん
    • 20代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子6歳、女の子3歳

    ずっと読みたいと思っていて、話題と共にどんどん期待が膨らんでいました。
    いざ読んでみたら・・・!
    期待通り!!
    柔らかいタッチの絵とのんびりしながらも深いお話で感動しました。

    海の水がどんどん上にあがってきて、それと一緒に積み木のようにどんどん積まれていく家。
    そこに住むおじいさんは一人、のんびり暮らしています。
    次第にまただんだん水が上がってきて、新しい部屋を作るおじいさん。
    ところが大事な道具を落としてしまいます。

    仕方なく海に潜ると・・・・
    それぞれの家に、それぞれの思い出がある。
    それを思い出しながら下へ下へ潜っていく。
    おじいさんの一生分の思い出がちゃんと海の中に残ってる。
    いい思い出もあれば悲しい思い出も。
    たくさんの思い出がおじいさんの心の中で生きてるんだなぁと思うとじんときました。
    この絵本は、年を重ねるほどじーんときそう。

    最後の絵が・・・なんとも言えないですね。
    悲しい事もあったけれど、おじいさんは幸せな人生を送ってきたんでしょうね〜。
    思い出の一つ一つに家族の愛を感じました。

    投稿日:2009/04/02

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  • 感動しました

    • たまっこママさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子14歳、女の子12歳、女の子7歳

    アカデミー賞受賞作品といことで、早速読ませて頂きました。
    鉛筆で描かれているせいでしょうか、イラストを見ているだけで気持ちが落ち着くというか穏やかな気持ちになりました。
    海の水がだんだん上へ上がり、家が水の中に沈んではその上に家を積み上げていきます。
    どんなに水の中に沈んでしまっても、おじいさんにとっては思い出がいっぱい詰まった宝箱のようなお家なんですね。
    一つ一つ思い出を振り返る場面では、私自身の経験も重なり胸が熱くなりました。
    大人の方なら誰でも、このおじいさんの気持ちがわかると思いますが、
    小学校の娘もじいっと見入って読んでいました。
    アニメーションの方も是非拝見したいと思います。

    投稿日:2009/03/04

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  • 大人にお勧め

    • きゃべつさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    アニメーションがアカデミー賞を取りましたが、絵本になってもその味わいは変わらないです。

    水深がだんだん上がっていく島に、積み木のような家を建てていくおじいさん。
    また、水かさが増してきたので次の家を建てようとしていたところに落し物。
    潜水服を着て、おばあさんが死んだ家、娘さんがお嫁に行った家など過去の家をさかのぼっていきます。

    実家にいる一人暮らしの父と重なりました。私の父も「皆と住んだ家に一生住むのだ」といってます。
    物語のおじいさんは、また元の家に戻って飄々と暮らします。
    淡々と物語が進むところが、心にしみてきます。

    人生を重ねてきた人にこそ味わえる作品だと思います。
    大人向けとしてお勧めです。子供にはこの物語のよさはわからないもしれません。

    投稿日:2009/02/24

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  • 大人の方へおすすめ

    小学生の息子と読みましたが、お話は大人向きでした。
    大人が読むと、
    「ああ、こういう気分分かるなあ…。
    こういう人生って素敵だなあ…。
    私はどうなんだろう?。」
    そんな気持ちになると思います。
    人生の重みを感じる絵本でした。

    人生を振り返って…といった内容なので、
    子供にはちょっと感情移入しづらかったようです。
    ただ息子にも、つみきのようにどんどん家を建て増ししていくという発想は面白かったようです。

    大人向きの絵本としては星5つですが、
    子供と読むには向いていないかもしれません。

    投稿日:2009/02/06

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  • 人生そのもの

    おじいさんは、海の上のうちに住んでいます。
    その家は、水位があがるとともに、上へ建て増し、建て増ししながら出来てきた家。
    これは、やはり、地球温暖化の影響なのでしょうか?

    おじいさん、ひょんなことから、海へもぐることとなり、自分たちが、築いてきた家を見ながら、そこですごした時のことを思い出します。
    まだ、そこが水ではなく、陸地だったころのこと。
    小さいころよく遊んだ場所。そして、結婚し、子どもが生まれ、子どもとすごし、子どもは大きくなり、自分はそれとともに年を重ねる。
    小さな出来事の積み重ねの毎日だけれど、どんな人生にしても「人に歴史あり」です。
    これは、子どもというよりも、むしろ、大人むきの絵本でしょう。
    「つみきのいえ」という題名。人の一生も、この家のように、1つ1つ積み木を積み重ねていくようなものでしょうか。
    いずれは、水に沈んでなくなってしまうだろうおじいさんの家を少し寂しく思いながら、かたすみにさいたタンポポの花が、未来につながっていくようで、温かい気持ちにさせてくれます。

    投稿日:2009/01/04

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  • じーんとします

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    私の友達が、ぜひともプレゼントしたいと、私に贈ってくれた絵本です。
    もう、読みながら、ずっと心がじーんとしていました。主人公の人生が一冊の絵本に、お話に凝縮されています。なつかしかったり、とっても悲しくなったり、うれしいことを思い出したり。。。走馬灯のように流れていった過去。それを一度に見ることができたら。。。いろいろなことを想像してしまいました。
    最後の主人公の描写が、また、ずしりと重いのです。
    子供に読み聞かせるというよりも、少し長く生きている私達大人が読みたくなるような絵本だと思いました。

    投稿日:2008/11/13

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