この時期になると、なんだか読み返したくなる一冊がこの本です。表紙だけをみると、自分では選ばないこの本は、殆どの絵本の紹介記事に登場します。『まあ、よんでみるか。』そんな軽い気持ちで図書館で借りて読んだのが最初でした。ごく日常の保育園の一日。楽しみにしていたおいも堀りが雨で中止になり、がっかりの子ども達に「だいじょうぶ。おいもはね 1つねると むっくとおおきくなって 2つねるとむくっむくっとおおきくなって・・・・いっぱいおおきくなってまっててくれるよ。」と先生。その言葉から子ども達のイメージがどんどん、どんどん広がって・・・・・・。
『これはすごい。』ぐいぐい絵本の世界に引きずりこまれていきました。それからは「おおきなおおきなおいも」FANの仲間入りです。何度も読むうちに、なぐり書きのような絵の中の子どもの一人一人の表情が見えてきて、声が聞こえてきそうな気がしてきます。・・・と言う訳で子ども達にも良く読み聞かせをしますが、大好評なのは勿論です。