アラビアン・ナイトの物語はよく聞きますが、きちんと読んだことはありませんでした。
と言うことで、マーシャ・ブラウンの再話の作品があると知り、
早速読んでみました。
「さあ、ひとつ物語を語りましょう・・・」の出だしはもちろん、
物語の発想、情景、展開と異国情緒たっぷりで、とても重厚な世界でした。
やや長いですが、魅力的な展開ですので、子どもたちにも読んでほしいですね。
フセイン、アリ、アーマッドの3王子は、ノア・アルニハ王女との結婚のために、
世界一素晴らしい宝物を探しに旅に出ます。
それぞれ素晴らしい宝物を手に入れたにもかかわらず、
王女は死の危機に・・・。
3王子それぞれがライバルにもかかわらず、兄弟の絆が強い光景に感銘を受けます。
それだけに、どんな結末になるのかが最後までハラハラドキドキです。
アラビアン・ナイトの世界、なかなか奥が深そうです。