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世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ヤクーバとライオン(2)信頼」 みんなの声

ヤクーバとライオン(2)信頼 作・絵:ティエリー・デデュー
訳:柳田邦男
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年07月
ISBN:9784062830164
評価スコア 4.88
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みんなの声 総数 16
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  • 信じることと気高さ

    1巻の「勇気」といい、2巻の「信頼」といい、少し難しいような気がするのですが、とても深みのある本だと思いました。
    そして、1巻でヤクーバがライオンを介抱することまでしなかった理由が2巻でわかります。
    お互いは男と野生の王者としてのプライドを尊重したのです。
    だから、ヤクーバが飢えたライオンに牛の肉を届けた時、ライオンは立ち去ることを決意した。
    ひもじくても、施しを受けてはいけないのです。

    一番関心がある場所を先に書いてしまいましたが、2巻の圧巻はヤクーバとライオンのキブウェの闘いです。
    ライオンはライオン一族のために闘わなければならない。
    ヤクーバは人間のために闘わなければならない。
    でも、お互いを傷つけないように自分を抑えます。
    これほど難しいことはないでしょう。
    間違って、傷をつけたら信頼は壊れてしまうかもしれない。
    闘っているときでも相手を信じること。
    子どもに伝えることは難しいかもしれませんが、大人にしてもこれほど相手を認めることはできないでしょう。

    2巻の「信頼」は、とても崇高な絵本だと思いました。

    投稿日:2010/08/20

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    2
  • 感動でした。

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    ライオンと少年の関係に、学ぶべきものがたくさんあった一冊。
    ともに相手のことを深く信頼し、尊敬している姿は、平和をなかなか築けない私達人間に欠けているものだと思います。ライオンも少年も、果たさなければならない任務を持っていて、それを果たさないと死を選ばなければならないという状況。そんな中で、争いを起こさずにいられるふたりは、やっぱりすごかった。
    寝る前に子どもたちに読んできかせたのですが、二人とも、真剣にきいていました。生きるか死ぬかの状況でも、相手のことを尊敬する心を忘れない、そんな姿勢に、少しでも心を動かしてくれればなあと思います。

    投稿日:2011/02/02

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    1
  • 胸熱くなる

    • きらきら虫さん
    • 40代
    • ママ
    • 茨城県
    • 女の子16歳、男の子13歳

    毎年6年生全クラスで読み聞かせしています。

    「T勇気」と2冊続けて読みます。

    「T勇気」で集中しているクラスは、すぐに何年後かのお話の世界に入ってくれます。

    (表紙もライオンの迫力ある絵でとっつきやすいかも)



    干ばつで人間も動物たちも食べ物がない話。

    ヤクーバの村の牛を目当てにやって来たライオンの王者キブウェ。

    お互いの任務のため、見せかけの戦いをするライオンと人間。

    お互いを尊敬するふたりに、胸が熱くなります。


    私が一番好きなのは、何があったか村人に聞かれたヤクーバが、

    「友だちがたずねてきただけさ。」というところです。


    キブウェのために肉のかたまりをおくヤクーバ。

    王者の矜持でそれに触れないキブウェ。

    ともだちへの深い想いに心を打たれます。



    読み聞かせのあとに感想を聞いたりはしないのですが、6年生のお子さんのいるメンバー経由だったりして子どもたちの反応を知ることができる作品です。

    投稿日:2010/11/19

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    1
  • 平和へのヒント

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    アフリカの村に住む少年ヤクーバと、ライオンの王者キブウェのお話。
    前作は「勇気」について考えさせられましたが、今回のテーマは「信頼」です。

    ヤクーバとキブウェの格闘シーンは迫力があり、息をのみます。
    見せかけだけの格闘の裏には、お互い相手を信頼する気持ちがしっかりと根付いていました。
    どちらも危機的な状況の中、自分よりも相手のことを思う姿に心を打たれました。

    人は「やったらやりかえす」という気持ちがどうしても出てきがちです。
    でも、それを繰り返していたらどこにも平和は生まれない。
    ヤクーバとキブウェの姿に、平和へのヒントが隠されているのではないでしょうか。

    投稿日:2009/04/18

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    1
  • 出会えてよかった

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    この絵本に出会えてよかったと思います。
    絵本という形で、小さい子どもにも伝えられますが、
    恐らくこの信頼や勇気のすばらしさが本当に
    伝わるのは、中高生ぐらいからではないでしょうか。

    でも、絵本という形で、
    小さいころに読んでもらったという記憶が残り、
    また大人になって、読み聞かせの時にでも
    手に取り、こんな話だったんだと気づいてもらえれたらいいかなと、
    先の長い期待を残し、今回は自分のために読めて
    よかったと心から思いました。

    投稿日:2019/09/12

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    0
  • 『ともだちがたずねてきただけさ』

    『ともだちがたずねてきただけさ』とヤクーバが言う所がかっこよかったです。
    1巻からの続きで、数年後のお話です。
    あの時のライオンの名前は、キブウェ。群れの王者だったのですね。

    一巻から続けて読みました。
    所要時間:6分

    お互いに相手を傷つけない信頼し合った戦い。
    こちらも高学年向けの絵本です。

    投稿日:2019/06/23

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  • 義務と尊敬の両立が尊い一冊です

    • ムスカンさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子6歳

    7歳の娘が読んでくれました。

    文章はそんなに難しくなく、とっても長くもないので、
    小1の娘が音読するのは大変ではなかったけれど、
    内容は理解できていないだろうな・・・と思うほど、
    深い、濃い一冊です。

    1.で登場したライオンと人間の男が、再び登場。
    あの時に絆のようなものができた二人は、今回もまた
    お互いの任務を果たしながら、相手への尊重も両立させる、
    その姿が非常に尊いのです。

    日常生活においても、自分の責務を果たし、かつ、
    相手への信頼を裏切らない ということがどれだけ気を遣うものか
    難しいものか、日々痛感させられる私たちオトナ。
    その難しい道を敢えて選び、そして最後はお互いに尊敬の念で終わる。
    読み終えた後は、とても大事なことを教えてもらった充実感で
    溢れる一冊です。

    娘は内容分からないだろうなぁと思い、あえてなにも質問せず。
    あと何年かしたらもう一度、娘よ読み返したい一冊です。

    投稿日:2018/05/22

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  • ライオンの恩返し

    「ヤクーバとライオン(1)勇気」の続編。
    上記の絵本もかなり衝撃的だったのですが、今回も深く考えさせられる
    内容でした。
    信頼・友情・恩返し・・・。
    いろいろなテーマが含まれているので、何度読んでも新しい発見がある
    ように思います。
    そして、読んだ人それぞれに、いろんな感情が沸き起こるのではないかと
    思いました。
    大人が読んでも、感銘を受ける絵本だと思うので、ぜひ、読んでみて
    いただきたいと思います。

    投稿日:2015/07/06

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  • 学校へ、読み聞かせに行っています。
    高学年への読み聞かせに、時々迷う時があるのですが、
    この本に出合って、高学年以上、大人にもピッタリだと思いました。
    簡潔な文章に込められた、するどい気持ちと気持ちのぶつかり。
    読んでいて、どうなるんだろう、どうするんだろうと大人の私自身迷ってしまう展開です。子どもたちは、どんな反応をみせてくれるのでしょうか?今から楽しみな1冊です。

    投稿日:2014/10/01

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  • 二話からだった・・・・・

    この絵本、二部作だとは知らずに二話目から借りてきてしまいました・・・・。でも、せっかく借りてきたので読んでみました。ヤクーバという勇気のある男と、その男と心を通わせるライオンの男の熱い友情みたいなものが描かれていました。男臭いお話でうちの子はとっても気に入っていました。絵のタッチは白黒で、これもまた男っぽくてかっこよかったです。

    投稿日:2014/05/28

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