ずっと前から、うちの本棚にあったのに、一度も目を通すことがありませんでした。子どもは自分で読んでいたようですが。
表紙の男の子の絵が豪快で、でもせつなくて、とびらを開くのがちょっとおっくうになっていたのかな?
この本に出てくる男の子の気持ちを、子どもは自分のことのように受け止めているようです。共感するところが大きいと思います。また、男の子がけんかの気持ちからなんとか抜け出していくようすを見て、自分もこうありたいと思ってくれたら、親としてうれしい限りです。
けんかはしてはいけない!と言っていますが、けんかをすることで友情はより深まり、自己の心が成長していくんですよね。大人になる過程でけんかって必要なのかもと、この本を通して思いました。