ねずみとくじらのお話ですが、海の好きなねずみエーモスの人生観を感じました。
海が好きで、海に憧れて、自ら作った船で航海に出たエーモス。
星空に感動して、クジラに群れに興奮して、海に落ちてからくじらのポーリスに助けられるまでの孤独に、あきらめやら希望やら、エーモスのしみじみとした思いが語られて、なんだかじ〜んとしてしまいました。
いつか、このような人生の振返りと、自分の運命を受け入れる時が来るのでしょう。
くじらのポーリスに助けられてからの、展開は第2章。
命の恩人を今度は自分が助ける時が来ました。
出番の少ないゾウさんもリッパなキャスティングです。
きっとエーモスとゾウさんたちとの絆にもドラマがあるのでしょう。
タイトルに「ぞう」が加わっても良いようなお話でした。