子うさぎが、「ぼく、にげちゃうよ」といって、次々に想像の世界で、逃げ回ります。でも、かあさんうさぎは、それを上回る想像で、追いかけて行きます。結局、子うさぎは、かあさんうさぎから、逃げることができず、かあさんうさぎのところが一番いいのだと、落ち着きます。
子うさぎも、かあさんうさぎから、逃げられないことは百も承知なのかもしれない。でも、時として、意地悪く、甘えてみたりして、かあさんうさぎの自分に対する愛をたしかめているのかもしれない。そして、その愛は、どんな時も変わることがないことを確信して、安心するのでしょうね。
モノクロのシーンと、カラーのシーンがあり、かあさんうさぎが、子うさぎを追いかけている想像のシーン(カラーシーン)は、娘も、大好きで、微笑んでいました。