新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる
話題
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?

  • ためしよみ

空の飛びかた」 みんなの声

空の飛びかた 作・絵:ゼバスティアン・メッシェンモーザー
訳:関口 裕昭
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年04月
ISBN:9784895726887
評価スコア 4.39
評価ランキング 14,087
みんなの声 総数 17
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

17件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ
  • 大人のための哲学的なユーモア絵本

     大人のための哲学的なユーモア絵本、なんていう印象を持ちました。
     メッシェンモーザーさんの作品は、『リスとお月さま』で夢中にさせられましたので、こちらのデビュー作品も読んでみました。
     
     一羽のペンギンが空から落ちてきた。
     ペンギンが飛べないことは、このペンギンも解っていたが、『一羽の鳥になりきってやれば飛べる』と思い込んで飛んだ。
     飛んでいる途中、ほかの鳥たちに出くわした。
     すると、『自分はやっぱり飛ぶようにはできていない』という思いが頭をもたげた。
     そして、あえなく墜落。

     ここまで読んで、自分にも思い当たるような事が、かつてあったような気がします。
     一人夢中で何かになりきっているのだけれど、冷静に周囲を見回すと、とても自分が無能のように思われて落ち込んでしまうような事。
     “友がみなわれよりえらく見ゆる日よ ・・・”の啄木の短歌ではではありませんが、とっても共感できました。

     さてここからが、メッシェンモーザーさんの絵で訴えるユーモアシーンの数々。
     このペンギンを引き取った主人公の男の人とペンギンの、飛行研究が始まります。
     航空力学テスト・耐久能力テスト・専門書を読破etcどのページでも大人気なく大笑い!

     ラストの解釈として、このペンギンの試行錯誤の後の自信と、仲間集団の思いがけない雄姿に勇気付けられ、ハッピーエンドとなっているのかなと思いました。
     皆さんは、このラストをなんと解釈しますか?

    投稿日:2010/10/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 前向きになれます

    • 桜子さん
    • 50代
    • その他の方
    • 大阪府

    中年っぽいおじさんとペンギンの組み合わせだから
    この本の面白さがあるのでしょうか。

    そっけないくらいの文章。
    雑な感じなのに、多弁な絵。
    あっさりしてるのに、深い愛情。

    二人とも、飛べないとわかっていて、知っていて
    それでも、飛ぼうとします。それも、
    「航空力学」だの「耐久能力」だの「専門書」だの。
    なのに、なんで、スーパーマン?(笑)
    「設計図」まで作って、その飛び方?(笑)

    と、散々笑わせておいて、最後がいいです。
    とても、いいです。

    投稿日:2010/05/20

    参考になりました
    感謝
    0
  • デッサン力に驚き!!

    ちびっ子にも楽しめる絵本ですが、
    大人にお薦めしたい一冊です。
    えんぴつだけで描かれた世界には、ところどころ色が付けられているのですが
    濃淡だけでもその世界に「色」が見えてくるのです。
    もちろん、ストーリーも人間とペンギンの不思議な出会い、そして可能性への努力。

    絵だけの絵本もたくさん出ていますが、是非おススメの一冊です。

    投稿日:2010/02/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 大切なのは信じる心・・?

    • 蒼良さん
    • 20代
    • せんせい
    • 兵庫県

    お友達に紹介されて読んでみました。
    タイトルや表紙の雰囲気から
    マジメな絵本なのかなぁっと思っていたのですが
    意外や意外、とってもユニークで
    思わずクスクスと笑ってしまう場面がいくつもありました。

    散歩の途中で偶然出会った1羽のペンギン。
    男性とペンギンが空を飛ぶまでの流れを
    ユーモラスに描いた絵本です。

    絵のことはよくわからないんですけど、
    こういう鉛筆で描かれた絵本って珍しいなぁって思いました。
    ところどころに色がついているものの
    殆どは白と黒の絵。
    そこに何ともいえない味を感じました。

    文章は短いのですが
    子どもには難しいなぁっと思います。

    目標に向かって試行錯誤をするのは誰しも経験すること、
    その過程の中で、一番目標に近づけることのできる
    画期的なものっていうのが「自信」なのかな。

    思い込みだろうと何だろうと
    信じて行動してみることが大切なんだ、
    最初からペンギンは飛べないと決めてかかるんじゃなく
    色々な方法を試してみる、
    動くこと、そして自信を身につけること、
    それが目標を達成する上で大切なことなんだ!
    なんてことを思いました。

    「空の飛びかた」というタイトルだけだけど
    実はとても深いお話なんだと思いましたし
    その絵一つ一つをとっても
    味わい深いなぁって思いました。

    やっぱり子ども向けじゃないかもしれません。

    投稿日:2009/10/22

    参考になりました
    感謝
    0
  • 気持ちを充電すればきっとまた飛べる。

    • 西の魔女さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    図書館の新刊コーナーにありました。
    真っ白な背景に 鉛筆だけで描かれた表紙から
    ガブリエル・バンサン氏の絵本のように思いましたが違いました。

    哲学的な内容で
    どちらかといえば大人向きの絵本のように思われます。

    自信を失い舞い降りてきたペンギンが
    もう一度
    仲間の居る夢のステージへと戻っていくまでが描かれています。

    元気の素は 寝ることや食べることだと感じたり
    もし自分の子どもが落ち込んでいる時には
    こんな寄り添い方、関わり方もあるんだなと思いました。
    私は子ども達がいつでも羽を休ませることが出来る
    心のよりどころでありたいものだとも思いました。

    投稿日:2009/09/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 子どもたちに嫉妬してしまう

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    美術には詳しくないので表現に間違いがあるかもしれませんが、鉛筆で描かれた写実的で繊細なデッサンです。
    ときどき色が混じることもありますが、白地に主に白と黒とであらわされた絵は、一見、とても真面目な内容に思えます。表紙を見て、中身をパラパラめくるだけでは、この本がもつユーモアはわかりません。
    そうかといって、テキストだけ追っていっても、「である調」の削りに削った文体は、いたって真面目なものです。
    つまるところ、絵を中心にテキストは補助的に読んでいくことが、この絵本には適していると思います。などということを細かく分析しても仕方がないことですが、そういう読み方をするのであれば、大人向けの絵本だと思います。
    しかし、子どもたちならば、この絵本を、絵だけ「読んで」楽しむことができるのではないか、と少々嫉妬してしまうのです。

    投稿日:2009/07/15

    参考になりました
    感謝
    0
  • ユーモアたっぷり

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    空から落ちたというペンギン。
    繊細な線画と、このタイトルに、勝手にシリアスなお話だと想像していました。

    が、それはいい意味で裏切られました。
    ペンギンと男の、その後共に努力する姿はユーモアにあふれ、楽しくワクワクするような期待感も出てきました。
    文章が少なめなのも、絵では描かれていない部分まで想像を膨らませてくれます。

    空を飛ぶのに大切なのは、一体なんだったのでしょう。
    「信じる力」だったのかな・・・
    そんな気がしました。

    投稿日:2009/06/16

    参考になりました
    感謝
    0

17件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / ねないこ だれだ / がたん ごとん がたん ごとん / くだもの / やまださんちのてんきよほう / おかあさん、げんきですか。

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ゆきだま
    ゆきだま
    出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
    ころころ ころりん。げんこつくらいの ゆきだまが、いきおいよく ころがりはじめ…どうなっちゃうの!?
  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

みんなの声(17人)

絵本の評価(4.39)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット