「14ひきのおつきみ」 みんなの声

このシリーズはどれも素敵ですが、これはお月さまをみんなで見るシーンがとても秋を感じられて、綺麗に描かれていると思います。
はしごをどんどんつたって登りながら、みんなでお月見台をつくるところは、いつものようにみんなで協力して楽しそうです。
なんでも自分たちで一からつくっていくところが、創造的で興味をそそられるようです。

くんちゃんがカゴで上がっていった大きな木の上には
何があるのかな。
いつもの賑やかな１４ひきの様子が繰り広げられます。
でもいったん全員がおつきみだいの上に上ってきたら
一転厳粛な様子に。
真っ赤な夕日が燃える美しさに見とれる１４ひき。
徐々に夜が訪れる描写は見事です。
ポッカリと浮かんだお月様。
実際の月を見たかのようにおだやかな気持ちになれる素敵な絵本です。

とっても絵が綺麗で、なんにでも興味を持つうちの子は１ページ１ページじっくりと絵を見ては、これは何？どうしてこうなってるの？などいっぱい私に質問をしてくれました。
おつきさまに手を合わせたり、お供えをしたりする所は特に興味を持ち、どうして手を合わせるの？どうして？どうして？ってたくさん疑問に思い、親子でほんと楽しませてもらった本でした。
文章を読むと言うより子供が自分から文章を想像させる本って感じがしました。

１４ひきシリーズの中で私が一番気に入っている作品です。
大家族が一緒になって自然に対して感謝の心を捧げるもので
現代の日本人家庭が失ってきた物を教えてくれます。
大人の目線からこの作品の素晴らしさを実感して頂きたいと思いますね。こういう風習というものはうまく伝えられない人が増えていますから。

ページをめくる度にその緻密に書き込まれた絵にため息が出ます．刻々と変化する自然の豊かな色，ゆったり流れる時間，絵本でももちろんですが，子供達には是非実際に肌で感じて欲しいものです．そんな大切なことを思い出させてくれます．

大好きな１４ひきのシリーズの中でも特に好きな１冊です。読むたび引き込まれ、優しい気持ちに浸れます。
シリーズを通して全部に共通することですが、こんな風に大自然を身近に感じて暮らせたら、本当に素敵でしょうね。
大して都会に住んでいるわけでもないのですが、残念ながら普段の生活で感じられる自然はわずか。赤とんぼの天気予報もはっぱのいろのかえるのお昼寝も見られません。娘には１４ひきの世界で存分に楽しんでほしいと思います。
私の気持ちに関係なく、娘も読めば読むほど１４ひきに夢中。お月見もいつも上位をキープしています。
こんな素敵なお月見を見せてくれてありがとう。できることならこんな風にお月見してみたいね。

夜空を見上げていると、なんだか自分が空に登っていくみたいに感じてしまいます。
だから、この絵本の表紙のねずみたちをみて、
「そうそう、そうなの！」と手をたたいてしまいました。

１４ひきシリーズは、どれも、とても読みやすい、柔らかなかんじのする文章ですが、
このおつきみは、特にそう思います。
お月様を題材にしたものだからかしら？
読み聞かせていると、詩の朗読をしている気分なのです。

子供は、というと…
やっぱり、くんちゃんがのぼっていく場面が一番大好き。
自分がのぼっている気分なのでしょうね。

　14匹シリーズの絵の素晴らしさは、とにかくすごいです。細かいところにまで工夫されていて、子供は、大人が見落とすような小さな虫や植物を、目を輝かせながら見つけてはしゃぎます。小さなねずみが木の上にお月見の台を自分たちの手でセットし、みんなで協力して高い木に登っていきます。そして月が出るのを待ちますが、現れた月の大きさに子供は、ワーッと声を上げてびっくりしていました。私も小さなねずみの仲間になった気分で一緒にお月見した気分でした。最近はスーパーなどで出来合いのものを買ってうちでお月見をしたり、お月見自体知らない子が多いと思いますが、この絵本を読んで、大自然の中でのお月見のよさを味わうことが出来るとおもいます。

木の上のほうでのお月見、素敵だなぁとおもいました。
絵本の中の子供たちと一緒で、うちの子たちはいろいろなものに興味を示していましたけど。
こんな素敵なお月見はちょっと無理かもしれないけど、うちなりのお月見をしてみたいなぁと思いました。
そして、自然に感謝できる私たちでいたいな、と思いました。

子供が･･･と言うより私が気に入っている1冊です。「優しい光をありがとう･･･」の1節がいつ読んでも心にじ〜んと響きます。