娘から、「お月さまをとって」と頼まれて、お父さんは本当に月を取ってきました。
ありえない、ありえないと思いながら、なんだか心許せる絵本です。
ありえない話がこんなに楽しいお話になったら、お父さん大好きになってしまいます。
長い梯子、大きな月を表現するために、この絵本も上下、左右と大活躍。
子どもの飛んでもない願い事をつぶしてしまうのではなく、ウィットにとんだ解決を試みること。
それが難しければ、こんな絵本を見つけてイマジネーションの世界で子どもと会話すること。
お父さんのための本ですね。
「はらぺこあおむし」を始めとして、エリック・カールは子どもの心をつかむ名人だと思いました。