夜空にぽっかりと浮かぶお月様、本当に手に届きそうに思うことって多くの子ども達にあるのではないでしょうか?
「お月様をとって」という無邪気な、でも叶えようのない願い。
けれど、この本ではパパが長い長いハシゴを持ってくることで叶ってしまうのです。
長い長いハシゴは「どうにか叶えてあげたい」というパパの気持ちの表れ。
私はいつもこの場面だけでドキュンと胸を突かれてしまいます。
「ちょうどよい おおきさになったとき、つれていってくださいな」
とにっこりと答えるお月様。
なんと大きな愛に包まれた絵本なのでしょう。
左右上下に大きく見開くことができるので、絵本を読んでいる子の目の前にも、ビックリする程の大きなお月様が来てくれますよ☆
子供たちへエリック=カールからの、ハートフルな贈り物のような気がしています。