「チュチュウ通りのゆかいな なかまたち」シリーズの2作目。主人公は、2番地に住んでいる「クツカタッポ」です。
クツカタッポは、大好きなものがあり、それを扱う仕事をして、さらにお店は繁盛しています。なんて幸せな人生でしょう!そんなある日、拾ってきた子ビンから突然現れたビンの精霊、エダムに、ねがいごとを三つ言うように言われます。
普通に考えると、それは嬉しい出来事ですが、今に満足しているクツカタッポには、まるで「ねがいごと」がないのです。だからエダムに、「ぐずぐずしてないで、はやいとこたのみますよ」とか、「なんとかねがいごとをしてもらえませんかね」「そんなのはちゃんとしたねがいとは、いえませんな」なんてぶつぶつ言われながら、やっと考えます。さて、クツカタッポの願いとは・・?
子どもも大人も、読み手は思わず、「自分だったら何を願おうかな?」って考えてしまうでしょうね!願いは叶う・・。叶えるためには、まず願わなくっちゃ!自分の願いを再認識するのにいいきっかけになりそうなおはなしです。
それにしても、エダムはけむりになって、またあのビンに入ったのですよね?で、クツカタッポのお店で売られているのですよね?(ちがう??)誰が買うのかな?私も買いに行きたいな〜。たとえ、ビンが売れてしまっていたとしても、絵をみると、いかにも楽しそうなお店じゃないですか!