『空の絵本』を検索していたら出てきました。
自伝的エッセイとでもいうのでしょうか。若くして亡くなられたお母様との思い出が心を打ちました。
一人っ子で優しいお母様がいらしたということで、安房直子さんと重なりました。
お二人ともファンタジー系を書かれるので、一人っ子であることってそういう感性を育みやすいのか。
一人っ子の文学ということで、大正時代に『赤い鳥』に童話を載せていた豊島与志雄も思い出しました。
あまんさんの作品というとたくさんあるのですが、『車のいろは空のいろ』など空を描かれた作品が多いということ。
病弱だった幼少期にお布団の中から空を眺めていたことがあるそうです。
私は母を亡くして一年経ったところなので、子どもにとって母の存在って大きいなあと感じました。
あまんきみこさんの作品をもう一度読んでみたくなります。