ビアトリクス・ポター作「ピーターラビットのおはなし」の続編です。
ベンジャミンバニーは、いとこのピーターと二人で、ピーターの服を取り返そうと、マグレガーさんの畑に入っていきます。
マグレガーさんが出掛けて留守であることを知っているベンジャミンは、ピーターの服を取り戻したあとも、急ぐ様子もなく優々と畑で過ごしますが、ピーターは気が気でありません。
ようやく家へ帰ろうとしたその時、目の前にねこが現れます。二人はとっさに…。
お父さんのベンジャミンバニー氏(息子と同じ名前です!)が来なかったら、二人はどうなっていたことでしょう。
助け出された二人は、バニー氏の容赦ないおしおきを受けます。でも、二人とも叱られる理由をちゃんとわかっていました。
家に帰ったピーターを、お母さんは叱りませんでした。「ピーターが うわぎをとりもどしてきたので、たいへんうれしかった」のと、きっと、ピーターの表情から、何があったのかお母さんは全部お見通しなんだろうな…、と思いました。
ピーターラビットの世界に触れながら、子育てについて教えられることも多いです。
素敵な絵本です。