「きれいなはこ」 みんなの声

「きれいなはこ」というタイトルからは想像できない話の展開です。
きれいな箱が、こういう結末を引き起こすとは・・・・。
「取り合いをすると、こうなっちゃうぞ〜」と兄弟けんかをしている
子供たちに言うと、ビクっとして、その場はいったん取り合いがストップします。
短い中に、教訓をたっぷり含んだ本です。

10ヶ月の娘に読みました。
ワンワン大好きな娘が得意げに「ワンワン♪」と言いながら選んだ一冊です。
結末はシュールでハッピーエンドではないのですが、
娘にはワンワンのお顔が変わる所がツボだったらしく、
そのページになるたびにケタケタと笑っています。
しかし、ママ友さんには不評でした。
私は子どもの頃からせなけいこさんが大好きですが、好みが分かれるかもしれません。

きれいなはこを見つけた「わんちゃん」と「ねこちゃん」。その箱を取り合いっこします。ねこちゃんはわんちゃんを引っかき、わんちゃんはねこちゃんに噛み付く・・・。まだおしゃべりが上手くできない頃の子供みたいです。うちの次女もしゃべれない頃は、長女に対抗するために、引っかいたり噛み付いたりしていたなあ・・・と思い出します。
一度、こんなふうに取り合いっこしていたら「おばけ」が出た！なんて事が起こったら、喧嘩しなくなるんだろうなあ。今は１歳の長男のお気に入りです。

犬と猫がきれいな箱を取りあっこするお話です。
あまりにも譲る事が出来ないので、中からオバケが出てきて爪を長くしてしまいます。

２歳児クラスで読み聞かせた時、「怖い･･･」と言いながらも爪が長い犬と猫は面白いようで、楽しんで見てくれた絵本でした。

ハラハラ･ドキドキが楽しめるオススメのオバケ絵本です☆

せなけいこさんは、子育てをしながらたくさんの素敵な絵本を書かれていますが、子育ての愚痴を絵本にした本もたくさんあるそうで、この『きれいなはこ』もその一つかもしれませんね！

2歳前ぐらいになると、物の取り合いをして、友達をひっかいたり、噛み付いたり・・・感情のままに行動してしまう時期ですよね。親としては、やってもやられても困ってしまいます。3歳前後には落ち着いてくるのですが、それまでは、結構大変です。そんな気持ちの中、この絵本を最後まで読むと、何だか笑えてくるし、笑ってしまえばスッキリしますよ♪

2歳前ぐらいのお子さんを持つパパママに是非にオススメします。

娘に読むときに、おばけの声色を低く恐くしたら
少しびっくりしていました。
そして、「あー！」と一緒になって言っていました。

せなさんの作品は子供が
「ちょっと恐いけど、また読んでもらいたい」
と言う感じになるものが多いです。

「きれいなはこ」をめぐりケンカしてしまう、いぬとねこ。すると、「けんかするのは　だれだ〜」とお化けが出てきて・・・２人ともお化けにされてしまう！という、ちょっと怖いお話。

２歳のとき、はじめて読んだ息子は、怖さにちょっと固まっておりました。３歳の今でも、私が読もうとすると、「怖いから、いや！」と言います。でも。パパが、こわ〜い声で読むのは、なぜか大好きなのです。「こわいよ〜」と言いながら、とても楽しそう。我が家では、この絵本は、パパの読み聞かせ専用です。

せなけいこさんの作品だったので選びました。和紙を手で切ってあるところが味があってとても良いと思いました。表紙も素敵でした。赤色の背景がとても魅力的で印象深かったです。コレを読んだ後はどんな子も皆と仲良くしないといけないんだなと自然に思えると思いました。綺麗な箱の外見と中身のギャップも昔話に出てくる話しを彷彿させておもしろかったと思います。表紙の犬が何故口が大きいのか最後まで読んでみると納得できました。

タイトルからはどんな内容なのか想像ができませんでしたが、やはりせなけいこさんの作品でした（笑）
おばけはおばけでもせなさんのおばけはかわいいので、子どもが読みたがりますね。
でも、こわ〜い声で読むと娘は泣きそうになります。
こわがりさんにはほどほどに･･･。

このお話は子どものけんか（物の取り合い）が題材になっています。
子どもにとっても日常のひとコマなので、とてもわかりやすかったようです。
最後は「けんかしちゃダメだよねぇ〜、一緒に見ればよかったのにねぇ」の言葉が自然と娘の口から出てきました。

子ども自身が考えて“仲良くしたほうがいいよね”っていう結論が出る･･･これが大切ですよね。
オススメの一冊です。

息子は、ケンカをしたらおばけになっちゃうのが不思議だったようです。変な顔してました。
お友達とケンカはいけない！の内容だと思いますが。。。
オバケになっちゃう発想、私は好きです。
この絵本でお友達と仲良くするのがわかってくれたらいいなぁ〜と思いました。