息子の、この絵本への食いつきは凄かった。子育て支援センターにこの絵本が置いてあり、連れていくと真っ先にこの絵本に向かっていった。ハイハイの頃だったので、10か月の頃だっただろうか。誰かが先に読んでいようものなら、叩かれたりしても奪ってくる熱の入れようで、そこまで好きならと思って買ってあげた。この本を購入してから、いったい、何回読まされたことだろう。いたるところセロテープだらけ。新しく2代目を買ってあげようと何度も思ったが、このボロボロの姿で残しておいてあげるのも、彼のひとつの成長記録になるんじゃないか、と思ってそのまま絵本箱に入れてある。2歳になった今でも時々思い出したように引っ張り出して、自分で読んでいる(まだ文字は読めないが暗記している)姿を見ると、彼にとって大切な一冊なんだなあと思う。