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あっぱれ!われらのてんぐさま

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マックマウスさん」 みんなの声

マックマウスさん 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2010年01月
ISBN:9784769020196
評価スコア 4.27
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みんなの声 総数 36
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36件見つかりました

  • 優しいお話

    今まで自分が住んでいたところを離れ、
    新しいところで暮らすのはとても大変なことです。

    最初はそこの環境になれず、苦労することもあるでしょう。

    でも、いつかみんなが認めてくれる日がやってきます。

    引越しや新入学を控えて「新しい生活になじめるかな」と
    ドキドキしている人にぜひ読んでもらいた作品ですね!

    投稿日:2011/12/12

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  • 人を受け入れる優しさ

    ある日、ハンサムな街ねずみだったティモシーが朝起きると
    みたこともない姿に変わっています。

    この絵本を最初に読んだ時、カフカの変身を思い出しました。
    きっと、人は目覚めたときに別のものに変わってしまったら、
    そこにたたずんでしまうか、逃げ出してしまうのだろうと思います。
    事態に対する驚愕と恐怖
    そして、きっと誰にも受け止めてもらえないだろうという耐えがたい孤独感を抱えて
    逃げ出してしまうのだと

    ところが、とてもねずみとは思えない容姿をしているのに
    ティモシーを怖がらずに、声をかけてくるのねずみたち。

    学生時代にカフカの変身を読んだ時、主人公が家族にすら拒絶されたことに絶望を感じました。そのことを思い出しティモシーはどうなってしまうのかと思いましたが
    人を見た目で判断せずに、人を受け入れる優しさをもつ のねずみたちに、とても感動しました。

    子供が成長していく過程で、公園や学校などで子供の親御さんと接する機会が増えていきます。そんな時は、やはり人を見た目で判断してしまったりしてしまいます。
    見知らぬ人を受け入れられるのねずみたちみたいに、優しくなりたいものです。

    そして最後には、自分自身を受け止め、自分のできることを成し遂げるティモシー

    絶望的な状況から始まり、最後は心温まる終わりが待っています。
    きっと読む度に解釈の変わるお話だと思いますが、
    その時の自分を当てはめて、何度も読みたい絵本です。

    数年後の自分がこの作品を読み、どのように感じるか楽しみです。
    わたしの子供にも何度も読んであげたい絵本です

    投稿日:2011/12/11

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  • 変わる必要なんてないんだ

    ある日突然、まちには住めなくなったティモシー。
    田舎での生活は、今までのそれとは、かなり違うものでした。

    現実世界でも、あります。こんなこと。
    同じ日本でさえ、そこはまるで外国のようだって
    感じることすら…。

    それぞれの生活習慣・ルール、どうしてもうめられないギャップ。
    だけど、『排除する必要はない』。
    環境が違うからこそ、出しあえる知恵もある。
    必要なのは、『同調』ではなく『協調』。
    そんな風に感じさせてくれた一冊でした。

    投稿日:2011/12/08

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  • 強みそれぞれ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子2歳、男の子0歳

    まちねずみが変身してしまいのねずみと仲間になるお話です
    仲間になるには試験に合格しなければなりません
    のねずみが得意でなければならない試験は
    ことごとく上手にできません
    でもまちねずみがまちで覚えた強みを生かし仲間をまもり
    晴れてのねずみの試験にも受かり仲間になります

    性別 年齢 出身等々
    安直に差別し排除し寄せ付けないことは簡単です
    でもそれぞれの良さを生かし、共存していくことこそ
    私たちの目指す社会です

    スピニーという小さなねずみが
    マックマウスを仲間に入れるきっかけを作った様子も若者の
    先入観をもたない柔軟性が社会に必要であることを
    考えさせられました

    投稿日:2011/12/03

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  • ティモシーの生き方

    ある日変身してしまった町ねずみのティモシー。
    自分の変身に驚き、家を逃げ出したけれど、自分の名前も言えないままにマックマウスと名付けられてしまいました。
    野ねずみのスピニーと仲良くなり、最後には仲間として認めてもらったけれど、この先無事にやっていけるのだろうかと心配になりました。
    野ねずみと同じものが食べられない、野ねずみのように走れない、ただ知恵はある、なんだか暗示的な絵本に思えます。
    レオ・レオニの作品には、シンプルなコラージュに含みを持たせた作品が多いような気がしました。

    投稿日:2011/12/02

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  • ティモシーが可愛い!すごくいい子です。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    ベースは「田舎のネズミと町のねずみ」でしょうか?
    でも、レオ=レオニらしくて面白かったです。
    ちょっと擬人化しかけた変なねずみ「マックマウスさん」の形も個性的で好感が持てました。

    マックマウスさんを一生懸命応援している野ねずみのティモシーがすごくいい子で、可愛かったです。
    孤立しているときも、こういう子が一人いるだけで、弱者は心強いんですよね〜。
    4,5歳くらいから小学校高学年くらいまでお薦めできそうです。
    絵も大きくはっきりしているので、読み聞かせなどにもお薦めできます。

    投稿日:2011/11/30

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  • 都会と田舎

    都会のネズミ・マックマウスが、野ネズミのテストを受けます。
    ところが、やっぱり都会育ちだからでしょうか。
    次々と不合格になってしまいます。

    そんな中、マックマウスはティモシーを大ピンチから救い出し、その勇気が、みんなに認められました。

    訳者である谷川俊太郎さんは、「都会と田舎のギャップ」がテーマと読み解いているようですね。
    「疎開経験のある私達世代は・・・」ともありますが、現代でも、多少のギャップは存在するのではないでしょうか?

    地方から東京へ
    あるいは、日本を出て海外へといった場合、このお話を思い出すことがあるのかもしれません。

    投稿日:2011/11/28

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  • 田舎で暮らすのは大変なのです

    田舎暮らしに憧れて都会から引っ越してきたものの、馴染めずまた
    都会へ戻っていく・・という話をときおり聞くことがありますが、
    田舎暮らしは大変なのです。
    たぶん体力もなくちゃならないだろうし、田舎のごはんをきちんと
    食べられなくちゃならないだろうし・・生活力が必要だろうなあと
    思います。
    ティモシー(マックマウスさん)は、田舎で暮らしていくテストには
    あやうく不合格になるところでしたが(そりゃあ都会で暮らしてきた
    ねずみが、のねずみになるのって大変だろうもの)、知恵で乗りきる
    ことができてよかったなあ。そう、たとえ体力なくとも、頭をつかって
    生きていくすべをみつけることはできるんですものね。

    投稿日:2011/11/28

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  • 変身と新しい仲間

    ねずみのティモシーはナルシスト。でも、鏡を見ているとあるとき、おかしなねずみに見えない姿になってしまいます。家を出ることになったティモシーは野ねずみたちに出会い、尻尾が似てるからねずみだろうと思ってもらえ、マックマウスと名前も貰います。彼らと一緒に住むためにはテストに合格しないといけないのにどれも不合格。そこへ猫が追いかけてきて、のねずみのスピニーと逃げますが、捕まりそうになります。そこで子守唄を歌って猫を眠らせ、その隙に二匹で逃げたマックマウス=ティモシーとスピニーは、みんなの英雄になり、仲良く暮らします。

    自己陶酔しない
    新しい仲間には親切に
    知恵を使えば強敵も倒せる
    など、いろんな教訓を含んでいるように思います。

    でもレオニさんの作品では、具体的にはあまり書いていないので、教育を押し付けている感じがしません。解釈は人それぞれ、好きなように読めるので、おすすめです。

    投稿日:2011/11/26

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  • 体当たりで

     今回の企画をきっかけに、レオレオニさんのいろいろな作品を読んでいます。今までは、「あおくんときいろちゃん」のおしゃれで楽しいイメージしかなかったので、哲学ぽい作品がが多いことにびっくりしています。

     野ネズミに、いきなり「マックマウス」と名付けられてしまった街ネズミのティモシー、ちょっとかわいそうだけど、笑ってしまいました。
     野ネズミたちのテスト、ティモシーは大変そうですが、野ネズミたちは楽しそうですね。野ネズミたちのヒソヒソ、ガヤガヤした声が聞こえてきそう。私も、野ネズミになった気分になります。

     ネズミたちの体当たりのコミュニケーションが、すがすがしいなと思いました。
     野ネズミ、街ネズミ、それぞれの知恵を出し合って、仲良く暮らしていってほしいです。

    投稿日:2011/11/27

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