「いしゃがよい」 みんなの声

山奥でパンダを見つけ、大切に介抱してあげるエンさんのお話です。
パンダの調子が悪くなる度に山を越えて医者へ連れていく優しいエンさん。
悲しまないようにと歌を歌ってあげたりして、年月が経つとパンダがエンさんを医者へ連れていくようになります。

人を思う優しさに溢れた素敵な絵本だと思いました。
一度は子どもたちに読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆

４歳の娘と読みました。

正直、「医者通い」と、「医者が、良い。」をかけあわせた、
ダジャレ関係の軽く笑える絵本だと思って読み始めたのに、

とんでもなかった・・・！

パンダのファンファンがヤンさんに拾われてから大きくなっていく様子。
体が弱いファンファンを、必死に病院についれていくヤンさん。
お腹が痛いといっては自転車に乗っけて山越えて、
寒く雪の降る悪天候の中でも病院へ、
大きくなって重くなってからも自転車へ乗っけて山越えて。

そう、子育てとは、病院へ連れて行くことではないか、
そう思ってしまうほど、子供のことを心配し、
どんなにしてでも病院へ連れて行った記憶のある私には、
なんだかヤンさんの姿にジーンと来ました。

そして最後には、ヤンさんを病院についれていく、
成長したファンファンの姿。
私も、そういえばよく熱を出して、
両親にしょっちゅう「いしゃがよい」をさせたものだと
ここへ来て初めて思い出しました。

子育てを必死にする親の気持ち、
必死に子育てをしてもらった親を思う気持ち。
短いお話なのに、なんだか本当に泣ける一冊です。
この絵本、旦那に見せたら、号泣するんじゃないだろうか。

タイトルと表紙の絵に興味を持って読みました。
面白そうだなと思って読んでみたら、…面白いけど泣ける素敵なお話でした。
身体が弱いパンダのファンファンを自転車に乗せて医者まで走るエンさん。
あるときもあるときもお山を越えて医者通い。でもよく見ると、ファンファン少しずつ大きくなってる！いつもファンファンをのせて歌をうたうエンさん。パンダだけど、自分の子どものように大切にしていることがわかります。
そして時は流れ…年老いたエンさんをファンファンが自転車で医者まで走っていました。しかもあのときエンさんが歌ってくれていた歌を歌って…！
胸にジーンと響くお話です。偶然読んだのですが、素敵な発見になりました。とってもおすすめの１冊です。

エンさんとパンダのファンファンとの絆に、あたたかい気持ちでいっぱいになりました！

エンさんがうたっている歌がわらべ歌のような心地よさで、心穏やかに読みたいなぁと思う絵本です☆
子ども達も、この歌のところが好きだったみたいです。

親の立場からも、毎月熱を出し【いしゃがよい】をしていたことを思いま出しました。

すっかり　おおきくなって病院に行くこともずいぶんと減りました！
げんきに育っていることに感謝です☆

平仮名で読むと一瞬？となりますが、漢字で表記すると、医者通い。
なあるほど、と思っても、表紙でまたまた、？となりますね。
山で泣いているパンダを見つけたエンさん、「ファンファン」と名付け、
育てるわけですね。
子どもだからでしょう、体調不良で医者通いの日々が描かれます。
そして成長したファンファン。
いつしか大きくなって、今度は立場が逆転するのですね。
パンダの相手ということで、エンさんは中国人の造形ですが、
ややステレオタイプなのが気にかかります。
でもユニークな画風や、不思議な紙質が魅力的です。
雪のシーンが印象的でした。
幼稚園児くらいからですが、思春期の子たちや、大人も共感できそうです。

生きていくって、こういうことかも。身近な人を大事にすることが実は一番だということが伝わってきます。
雨の日も雪の日も、エンさんは病気のファンファンを自転車に乗せてお医者さまの元に通います。長い年月身近に過ごして、いつの日にか立場が逆転し連れて行く方になっていきます。愛溢れる絵本です。深いなぁ〜と思いました。

人気の絵本のようなので、購入しました。
エンさんとファンファンがお医者さんへ通う姿は、すこし切なくも微笑ましくて、
読んでいる私も、親のような気持ちになりました。
人間とパンダでも、血が繋がっていなくても、
ふたりは家族ですね！
エンさんが歌ってくれていた歌を、成長したファンファンが歌う場面が、なんとも言えず良いです。

息子の誕生日プレゼントに知り合いがくれました。
絵本好きを知ってのセレクト。
なるほど、でたばかりでかぶりようがない！
この絵本を一緒にのぞき込んだ人が
見た瞬間
これ透明のダンボールみたいのに描いてるんじゃない？
と言ったのでその場で検索。
絵本ナビサイトにて、作者紹介で
作画風景が載ってました。
ビンゴ！
言われてみれば…！だけど、なにも説明なしに
気づけた人はすごいと思いました。
内容はちょっとシュールで不思議なんですが
なんかじわじわくる、って感じでした。

タイトルと表紙絵が気になって、図書館で借りてきました。

絵もか描かれている「紙」も個性的でこだわりを感じました。タイトル字も素敵です。このタイトル字も作者の字でしょうか？
全体言葉のリズムも面白かったです。
ストーリーにもうひとひねり合ったらもっと楽しく読めたような気がします。

タイトルを見て「医者が良い」だと思ったら「医者通い」でした。
何気無く読んでいたのですが、後半は涙をこらえるのに必死でした。
至って普通。シンプルで、繰り返しが楽しい絵本。
でも、後半で心にグッと来る。そんなお話です。