「のろまなローラー」 みんなの声

他の車に、馬鹿にされ、抜かされても、きちんと自分のペースを守るローラーくんがすごいと思いました。
私だったら・・・ムキになっちゃいそうです。
自分がすることが、どういうことか、自覚していないと、ここまで落ち着いてゆっくり走ることはできないですよね。
ローラーくんは、ほかのどの車よりも素敵だと思いました。

私も、ローラーくんを見習って、自分のすることを確認しつつ、しっかりと歩いていかないといけないな、と思いました。

車好きの息子の為に保育園から借りてみました。
他のどの自動車よりも遅いローラーですが、みんなの役に立つとっても重要な仕事をしています。
読みながら、「派手で速い」だけが格好いいという訳ではないと息子もいつか気づいてくれるかな…と考えていました。
追い越していく他の自動車に馬鹿にされても、何も言わずただひたすら仕事をこなすローラーは、まるで昔気質の職人のようで、なんとも渋い存在です。
ただ、ローラーがのろいのはいいとして、文章にはちょっと繰り返しが多すぎ読んでいて少し疲れました。

　ゆっくり走るローラーをバカにする車達。でも、ならす前の道を走ったから、みんなパンクしたり、故障したり。
　そんな車を後に、ゆっくりと山道を平らにならして行きます。
　修理の終わった車達は、バカにした事を謝り、ならしてくれた事に感謝して行きました。
　子供の成長も同じかも知れないですね。ゆっくりだって、しっかりとその子なりの成長をしているんですから、人と比べて悩まなくてもいいんじゃないかな？って。

のろまなローラーだって、役に立つことがある。それぞれの個性を大切にということを気づかせてくれる絵本です。
また、一生懸命自分の仕事をすると、誰かに感謝される、仕事のあとのすがすがしさも感じられました。
ただ単に乗り物のお話というだけにとどまらず、おとなにとっても、子育てにおいて教えられる絵本です。

ごろごろごろ とロ−ラ−は、トラックや りっぱな自動車や
小型の自動車に笑われながらもゆっくりとでこぼこ坂道を登っていきます。ロ−ラ−がますます急になるでこぼこ道を進んでいくと先ほど抜かしていったはずの車達がパンクして泣いているではないですか。ロ−ラ−は彼らに暖かい声をかけつつ先を急ぐとやがて修理を終えた彼らが今度は感謝の言葉を述べながら通り過ぎて行く．．．という素敵なお話です。車好きのお子さんには特におすすめします。

　息子に絵本の面白さを教えてくれた｢しょうぼうじどうしゃ　じぷた｣　第2弾として似たような感じで｢パトカーのぱとくん｣
そして今回第3弾としてまたまた似たような感じで｢のろまなローラー｣に出会うことが出来ました。
　私も小さい頃、読んだ記憶残っています。長く愛されてきた良い作品であることはここからも分かります。
　話の内容に意味があり、味もあります。
ゆっくりゆっくりマイペースなローラーですが、人々に役立つことが出来ました。
　息子は私に似てせっかちです。だからこそ、この絵本から、ローラーのように例えゆっくりやっても、確実に人に役立てることが出来るんだよって教えてあげたかったのです。
　これからも｢・・じぷた｣同様、何回も読み聞かせしてあげてこの絵本の内容の良さを味わってもらいたいと思います。

男の子ならかならずって言っていいほど、大好きなのが乗り物の絵本。
でも、このお話は、とっても深いんですよ。　
のろまなローラーを、スポーツカーなどが　「のろまだなぁ」と
バカにして行ってしまうけど、実は道路にはこのローラーがいなければ・・・。
それを、みんなは気づいて仲直りするんです。
とてもいいお話です。

道をきれいにするローラーは走るのがとても遅く小型自動車やトラックなどにぶつぶついわれながらぬかされていきます。でも、ローラーをぬかしていった自動車たちはでこぼこ道でパンクしてしまいます。そして、やっとローラーのありがたさを知るのです。子供はこの絵本を知ってから道でローラーを見かけると「道をきれいにしてるんだね」というようになりました。

うちの息子はとってもマイペースで幼稚園でも取り残されていることが多く私はいつもいらいらとしていました。
たまたま買ったのろまなローラーという名前の絵本。
本を読んでみるととってもマイペースな息子とダブってしまいました。
そしてこのほんを、子供に読んであげると共に長男のマイペースにいらいらしていた私の気持ちにもゆとりをもたらしました。
のろまは悪いことではないと思わせてくれた絵本です。
いいこともいっぱいあるんですね。