ほのぼの父子のお休み前のお話タイム。
眠れないイチロくんのためにお父さんがお話を聞かせてくれることになりました。
5歳になったイチロくんが一人旅をするお話です。
自分が主人公のお話なんて、ワクワクしちゃうでしょうね。
さて、目的地は、川の向こうの町の向こうの、森の向こうの、丘の向こうの、はるか遠くにそびえ立つアカゼリンコ山。
山のてっぺんまで行って、赤く輝く小石を拾って来るのです。
“アカゼリンコ”山が???の方は絵をご覧ください。
泳げないイチロくんを泳がせたり、突然空を飛ばせたりで、イチロくんはお話の途中、お父さんにダメ出しをします。
お父さんは、苦し紛れに「お話」だからと先へ進めようとしたり、お話の方向修正をしたりします。
終盤、退屈なのか眠たいのか「おしまい、パチパチ」へ持って行こうとするイチロくんも愉快です。
そして、笑ってしまったのが、ラストで大活躍するお父さんの登場。
お父さんったら〜、こどもなんだからぁ〜(笑)。
イチロ君、ナイスタイミングでしたよ。
お父さんは、ガックリかな?
絵本を閉じてクスリとしてしまいました。
絵本も良いけれど、こういうお休み前のお話タイムも素敵ですね。