チュウチュウ通りシリーズ4冊目は売れない画家のレインボーのお話です。4冊目となると、すでに馴染み顔になっているネコイラン町の仲間が登場してくる場面も楽しみの一つです。
今回のお話のメインは、老人ホームに飾る楽しい絵を募集という手紙をもらい、持っている絵具3色で取り掛かるレインボー。
悲嘆にくれることなく、ある色だけで前向きに取り組む姿はすてきです。ちょっとしたアクシデントでジャムを使うことになるのですが、これが更に予期せずことを引き起こします。
どうなったかは、読んでからのお楽しみ。
毎回ストーリー展開には感心させられ続きです。
チュウチュウ通りシリーズは毎回登場人物が変わり、登場人物の生活環境に基づきまったく違うストーリーが繰り広げられます。でも、共通していることはみんな前向きな性格で、ピンチや苦境を乗り越えて幸せな結末を迎えることです。
海外暮らしで語彙力のない息子には、わくわくするストーリーを楽しむ過程で自然と新しい言葉に触れることができる一石二鳥のシリーズです。