今年の課題図書で、息子が夏休みの感想文を書くために読みました。
私自身が障害者であることもあって、視力障害者ではないけれど、障害があっても自分の力で努力していく事で開けていくという事を子どもたちに学んでいって欲しいと思いました。
又、障害があるからと何でも手助けが必要か?というとそういうわけでもないということも一般の健常者に知ってもらえる良い本です。
障害を障害と思わず、自分の境遇を受け入れること。
文で書くと簡単なように思いますが、実際は非常に難しいことです。
この主人公の点子ちゃんが、アメリカという日本よりも福祉が進んだ国にいた事も大きな要因なのかもしれないですが、大人が読むと逆に日本の福祉制度の遅れと言うよりも、日本人の偏見の強さがとても大きいものであると感じてしまいました。
息子にはそういった深いメッセージ性はまだ伝わっていないと思います。
成長課程の節目節目で読んでもらいたい作品です。