子どもを襲って食べていた人喰い鬼が
ゼラルダという女の子を狙っています。
ところがゼラルダの作った料理が
あまりに美味しくて、人喰い鬼の嗜好も運命も大変化!
次男が幼稚園で借りてきた本です。
人喰い鬼の絵はとても怖いし、
題名自体恐ろしい。
「よくこの本を手にできたなぁ」と思ったほどです。
読み聞かせをするうちに
色使いのよい絵、美味しそうなご馳走に
目を惹かれました。
借りてきた本人も
「これ食べたい!」
「鬼たちの顔が怖い」
「ぼくもたべられちゃう?」
と感じたことを口にします。
様々な思いを口にしやすい絵本なのでしょう。
私は読後、
「人喰い鬼ばかり幸せになっていいの?
子どもを食べられてしまった親や、
子ども達に償いは??」
とついつい親の立場で考えてしまいました。
そういう意味ではハッピーエンドではないのかもしれません。