「ダメよ!デイビッド!」のデイビッド・シャノンさんの作品だったので、
手に取ってみました。
表紙絵だけでもなんだか騒がしい様子が伝わってきますが、
内容もタイトル通りの大騒ぎで楽しませてもらいました。
にわとりが、ネコが、イヌが、父さんが、赤ん坊が、母さんが・・・
どんどん騒々しいことが連鎖していく様子がとてもコミカルに描かれています。
「雨が降り出しただけなのに、なんでこうなるの!」とツッコミを
入れたくなりますが、これがまた突然晴れただけで、全てがまあるく
おさまってしまうあたり、また笑わせてくれます。
雨は気持ちを不機嫌にし、晴れは気持ちをご機嫌にしてくれる、という
気持ちの変化にあえて着目して絵本のネタにしてしまうあたり、さすがです。
雨が降り出したらこの絵本のことを思い出しそうです。