松岡さんのだんごむしシリーズは先に他の分を読んでいて、
最初のこの絵本が気になっていたのですが、
ようやっと図書館で見つけて借りてきました。
他のシリーズの原点というか、お話もシンプルでよかったです。
展開はいたって単純。
空にあこがれただんごむしくんが飛行グッズを工作し、
空を旅するのです。
リアルな虫たちなんですが、絶妙な擬人化が面白いです。
だんごむしくんはなかなか本格的な工作をしていますよ。
なるほど、こんな飛行グッズなら空が飛べるかも。
そういえば、だんごむしくんの体だって、身を守るには、
グッドデザイン!
そんなだんごむしくんだからこそ、工作が得意なのもうなずけますね。
クモの出現など、自然界のリアルな場面もきっちり描かれていますね。
最後はよくあるまとめ方ですが、
あの、だんごむしくんの飄々とした表情で語られると、
妙に納得してしまいました。