息子は、「そらまめくん」シリーズとともにこの「どんぐりむら」シリーズも大好きで、3〜5歳のころに繰り返し読みました。
どんぐりむらには、個性的な仲間がたくさんいます。
今回は「ぼうしやさん」をしている3人のドングリたち。
帽子は一つあれば十分という村の人たちには、
帽子がまったく売れないので、
都会に売りに行くことにします。
しかし、やはり売れません。
帽子を飾りつけ、オリジナリティあふれるおしゃれな帽子を作ると評判に。
帽子は飛ぶように売れていきます。
ちょっと長いです。
あれこれ盛り込んでいるため、
小さい子には、何が言いたいのかわかりにくくなっています。
結末としては、
「自分らしさ」や「個性」があると素敵だね、というテーマが見えてきます。
ちょっと厳しい言い方をすると、文章がちんたらしています。
なんとも読みにくいです。
息子は、どんぐり村シリーズでは、
「おまわりさん」「ぱんやさん」が大好き。
「ぼうしやさん」が好きでないというわけではないのですが、
私がちょっと苦手です。
まず、帽子は一つで十分と考える村の人たちの気持ちが、
私の気持ちに近いです。
おしゃれだからといって必要のないものを買うのは、
私の生き方と違います。
必要なものだけあればいい。
それと、どんぐりたちを擬人化しているのにも関わらず、
「ふたりは」ではなく、「ふたつぶは」と、粒で表しています。
絵本は楽しければいいとは思うけど、
繰り返し読むものなので、
国語的な誤りを子どもに植え付けたくありません。
ここだけは読みにくいし、どうしても納得いきません。