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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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おおきな木」 みんなの声

おおきな木 作・絵:シェル・シルヴァスタイン
訳:ほんだ きんいちろう
出版社:篠崎書林
税込価格:\1,218
発行日:1976年
ISBN:9784784101481
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,488
みんなの声 総数 146
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146件見つかりました

  • 長年の付き合い

    この絵本に出会ったのは、中学生の時。
    子供ながらに、「奥の深い本だな」と思ったのを覚えています。
    その後、仲のいい友達に
    「この本、絵本だけどちょっと読んでみたら?」
    なんて、ちょっと大人ぶってみたり。
    先生に、「今まで読んで一番面白かった本は?」と聞かれて
    「この本です」と答えたり。
    テツガクぶってみたかったんでしょうね。今思うと赤面です。

    無償の愛の描かれた、この本。
    年を取り、もう一度読んでみました。
    なんだか、つらいんです。痛々しくて。
    これでいいの?と聞きたくなってしまうのです。
    子供にも読んで聞かせようと思っていたのに、
    それっきり、この本は私の本棚にしまわれたままです。

    私がもっと年をとったら、
    やっと、しみじみと、かみ締めるように、
    「この絵本は素晴らしい」といえるような気がします。

    息子はいつか、本棚から、この本をとりだすかもしれません。
    かつての私のように、「すごい本だ」といいながら、
    自信満々に、友人達に話すのかもしれません。
    そうなったのなら、私は黙って見守りましょう。
    彼とこの本が、どういう付き合いになるのかを。

    投稿日:2006/03/12

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  • それぞれの解釈で読んで欲しい

    おおきな木が、男の子にすべてを与え続けて、最後には切り株になってしまいます。

    いろいろな解釈がある絵本で、木は女性の象徴と考えられ、「女性は与える姓だ」と書かれている。ジェンダー差別の本であると言う意見を聞いた時には、この本を嫌いになってしまいました。

    でも、シルヴァスタインのほかの本『ぼくを探しに』や『ビッグ・オーとの出会い』を読む中で、やっぱり作者はキリスト教の無償の愛を書きたかったのではないかなぁと思うようになりました。

    そう考えると、とってもやさしい絵本に見えてきました。
    今では、大好きな絵本です♪

    投稿日:2006/03/12

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  • 読み終わって、物凄くショックでした。
    そして、どういうふうにこの絵本を読み解けばいいのだろうか、考え込んでしまいました。
    与えて与えて、すべてを与えてしまい、もう与えるものがなくなってしまったら、最後にはおおきな木は謝っている。与えるものがなくなってしまって『すまないねえ』と・・・。おおきな木は多分、幸せだったのであろうと思うけれども、しかし、これで本当に良かったのだろうか。無償の愛に、感動を覚える。そんな素直な感想には、私は至りませんでした。いい加減に気がつかないといけないですよね。
    『ぼうや』がページをめくる度に、どんどんと年をとっていく姿がとても怖かったです。

    投稿日:2006/03/10

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  • おおきな木はお母さん?

    • ゼミさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳

    この本は小学生以上の子どもとご両親に読んでもらいたいたい一冊です。本を読むたびにこの本はどんなメッセージを伝えるために書かれたのだろうか?と自問自答するとその答えは漠然としていてわからないでいました。ただいつも思うのは自然は人間に優しく人間は勝手であるということです。
    人の一生を一本の木とともに描いているこの作品、何度読んでも心にジーンと余韻の残る作品です。
    そして最近思うのです、主人公の少年は読んでいる本人(子ども)でおおきな木は偉大なるお母さんなのではないのかなと。

    投稿日:2006/03/08

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  • 感情移入しがたい

    おおきな木は
    少年にすべてをあたえます。

    まるで
    少年の親のように
    少年の恋人のように
    何の見返りを期待せず
    ただただ少年の喜ぶ姿が見たい為。

    最後はこれで良かったのか?
    本当に木は少年の為になったのか
    疑問が残ります。

    投稿日:2006/03/05

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  • 木の気持ち

    • 沙織さん
    • 20代
    • その他の方
    • 福岡県

    この絵本を初めて読んだ時は、ちびっこは大人になっていって木のことを利用するだけでムカつく!と思っていたのですが、結婚が決まってからは見方が変わりました。旦那さんのことがとても大切だし、これから子供ができたら子供だって大切。そんなことを考えると無償の愛というものが少しだけ解りました。大切な人に見返りなんて求めないなぁと木の立場から読めるようになりました。私の両親も木のような気持ちでいてくれたんだろうなと少し反省もしました。大切な人がいるってとても幸せです。

    投稿日:2006/01/30

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  • おおきな木

    • すまーとさん
    • 30代
    • ママ
    • 長野県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    次女を妊娠中、読み聞かせ講座で出会った本です。
    朗読士の方が読んでくださいました。
    聞きながら涙があふれてきました。
    無償の愛。大切な者へのおおきな愛。
    りんごの木の男の子をいとおしく見る表情が本から浮き出てくるような絵と文の感じ。
    子供を授かった者として大事にしたい感情。
    大人にもぐっと胸にくる絵本です。

    投稿日:2005/10/17

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  • 与えることは

    • まるかさん
    • 30代
    • ママ
    • 岐阜県
    • 男の子6歳、女の子5歳

    少年と木は仲良しでした。
    でも時は流れて少年はさみしく成長し、
    その木に対しても態度は冷たくなります。
    それでも木は‘ぼうや’に与え続けます。
    我が身を削り、自身が悲しい姿になり果てても
    まだなお喜びを感じられるその姿は
    本質的な愛そのものです。

    途中で涙が出そうになりました。

    ぼうやが何度も何度も木の所へ戻ってくるのは、
    無意識のうちに安心できる場所、無償の愛を
    求めているからではないでしょうか。

    投稿日:2005/10/18

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  • 許すということ

    • おかずママさん
    • 40代
    • ママ
    • 富山県
    • 男の子13歳、女の子10歳

    欲しがる者に、与えるだけ与える・・・
    それでいて、見返りを求めないことの難しさを、現実に戻って感じました。
    シルヴァスタインの絵本は、読んだ後考えさせられるものがあります。
    読まれる方それぞれに、余韻を楽しんでください。

    投稿日:2005/09/27

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  • 深い味わい

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    白黒の線画でおはなしはすすみます。
    りんごの木と男の子のおはなし。
    男の子の成長につれ、あんなに仲良しだった関係が姿を変えます。
    ひたすら自己犠牲で男の子に想いを伝える木。
    あとがきにもあるように、非常に哲学的なメッセージを感じます。
    読者も年齢や人生経験によって感じ方は違うでしょう。
    「きはそれでうれしかった・・・だけどそれはほんとかな。」
    短い文章が余韻を残します。

    投稿日:2005/06/11

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