「みずたまもよう だーいすき」
ワンピース、ぼうし、くつした、てぶくろ、そしてコートにマフラー、サングラス…
みんなみずたまもよう、だから、みずたまちゃん。
ゆきの中をでかけていきました。
ゆきだるまちゃんにあいました。
「さむいでしょ」
みずたまちゃんは、ゆきだるまちゃんにマフラーを巻いてあげました。
つぎつぎにであうどうぶつたちに、ひとつずつかしてあげました。
全身みずたまだらけになった姿に、子どもたちは、やや戸惑いの表情を見せました。どんどん、どんどん、身につけていたものを貸してあげる様子に、こんどは何?誰に?と想像が膨らみます。そして、このみずたまちゃんて、誰だろう?
優しい心に触れながら、ついつい、引き込まれてしまう、寒い季節のなかで、ホッと暖かくなる一冊です。