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どうぶつえん」 みんなの声

どうぶつえん 作:アンソニー・ブラウン
訳:藤本 朝巳
出版社:平凡社
税込価格:\1,650
発行日:2003年05月
ISBN:9784582831559
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,688
みんなの声 総数 17
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  • リアルでちょっと寂しい動物たち

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子7歳、男の子3歳

    アンソニー・ブラウンのこの絵本、どぎついですねー。
    小さい子にはどうかな、ある程度の年齢になってからかな、と思います。

    リアルな動物たちの絵といい、絵で言うなら、アンソニー・ブラウンの
    絵本の中でもピカ一だと思います。どこか漂う寂しさも。
    キリンのページが特に好きで、レンガとキリンの模様とが馴染んで、
    どれだけ見ても見飽きません。

    ただ、ストーリー的には、私は他の絵本の方が好きだなあ。
    家族が、あまり良い雰囲気じゃないんですよね。
    パパのダジャレに
    「みんながうけた。ママとハリーとぼくいがいはね。」
    と続いたのには、うまいなあ、と思わず笑ってしまいました。

    投稿日:2008/07/28

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  • ありのままがおもしろい

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    動物園へ家族で行くお話です。でも、動物園の動物を見てまわって楽しむという内容ではありませんでした。そこが、この本のおもしろさです。

    動物園へ行くまでの渋滞、兄弟げんか、お父さんのべったりジョーク、どこにでもある家族の風景に、共感してしまうところがいっぱいあって、思いっきりこの家族とうちの家族を寄り添わせてしまいました。

    絵はシュルレアリズムの手法が用いられているそうです。絵の中にさまざまなしかけがあるので、絵だけじっとながめるのもおもしろいですよ。

    アンソニー・ブラウンは、自作のなかで、この本がもっとも好きな作品だといっているそうです。家族と動物をありのままに描くことで、いっぱいの思いやりと優しさを注いでいる作者の姿に感銘を受けました。

    投稿日:2008/04/16

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  • 絵のしかけも・・

    • ちびびさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子3歳

    4歳の息子に読むにはほのぼのじゃないな〜・・と思い、少し端折ったところもありながらでしたが・・これは大人にはなかなか面白いと思います。訳者の方が最後にお書きになられていますが、これは家族で動物園にいく、その楽しい様子を描いたものではありません。叱られたり、お父さんの悪い部分もみたりします。でもそこにちょっとニヤっとできちゃうしかけもあったりして(絵をよく見ると面白いんですよ)・・・。もう少し大きなお子さんと絵のしかけを探すのも面白いかもしれません。

    投稿日:2008/04/11

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  • 動物園のような写真絵本

    1歳半の娘が象が大好きで、動物園に行こうと思い、
    その前に予習を兼ねて、他の動物を教えるために買いました。
    娘にはこれが久しぶりの大ヒット!
    ゾウ!ゾウ!と象の写真には大喜び。
    狸も狐もカンガルーワンワン、
    虎もライオンもにゃーにゃーと思っているけれども
    それでも毎日、飽きずに見ています。
    動物園に行った後も「象さん、いたね〜」「ね〜」と
    父さんと会話をしています。
    物語ではなく、写真だから小さい子にも楽しめます。

    投稿日:2007/11/26

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  • 抱腹絶倒!

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    アンソニー・ブラウンの本は、ちょっと変わったものが多く、う〜むと唸ることはよくありますが、こんなにゲラゲラ笑ったのは初めてです。
    ある家族の動物園に出かけた一日を描いているのですが、“動物園って楽しいね!”という内容ではなく、“動物園で過ごす家族の様子”を描いているのです。
    ですから、入場料が高くてブツブツ言ったり、お腹が空いて機嫌が悪くなったり、最初の方は退屈な動物ばかりだなんて思ったりするシーンが描かれています。
    それは、よくある家族のお出かけの様子であり、結構的を得た動物園の感想なので、とても共感してしまいます。
    我が家では、おとうさんの親父ギャグや、入場料をごまかそうとするところが大うけでした。
    もう、お腹を抱えて笑ってしまいました。
    また、大迫力のゴリラの絵があったり、アンソニー・ブラウンお得意の隠し絵があったりするので、何度でも読んだり見たりして楽しめます。
    あとがきに、アンソニー・ブラウン自身が一番好きな作品だと言っていると書いてありました。
    我が家でも一番楽しんだ作品でした。

    投稿日:2006/12/03

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  • うちのパパみたい!

    どこにでもいる普通の家族が動物園に行く一日を描いた物語です。

    さむい親父ギャグを連発して一人でうけたり、じぶんの機嫌に任せて怒ってしまうお父さんにうちの息子は大うけ。まるで、うちのパパみたいです。

    動物たちの絵も特徴がしっかりと生かされ、すばらしい描写です。子どもにとっては、主人公の家族を自分の家族に重ね合わせたり、動物たちに思いを寄せたり、純粋に楽しめる作品です。

    大きな子や大人にとっては、まったく違う感想になるかもしれませんね。
    ”ぼく”の見た奇妙な夢・・・。
    動物園に行ったときに感じる、動物たちに見られているような不思議な感覚を味わえる作品です。

    動物園の動物を見ながら、同時に”ぼく”の家族も見ているような感じ。

    シュルレアリズムの手法を用いられた絵の中には、たくさんのお楽しみが隠されています。お話を読んだあとも、美術館で絵画を鑑賞するようにじっくり見てみると、たくさんの発見ができる作品だと思います。

    投稿日:2006/04/27

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  • 家族のそのままが描かれています

    • ムースさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子9歳、女の子3歳

     ぼく、弟のハリー、パパ、ママが動物園に行きます。これは、ある一家の動物園でのお話。1993年英国ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品が10年後に日本語で登場しました。帯には「圧倒的な描写力で描かれるシュールでおかしな家族の一日」。とくにパパの受けないダジャレが悲しくおかしく、私は笑ってしまいました。息子は男の子が二人登場することと、イラストがお気に入りのようで喜んでいました。「はなせよ」「おまえこそ、はなせ」なんて言いながら、取っ組み合いのように兄弟がじゃれるところなど、今の息子(3年生)そのもの。いたるところに小学生の男の子らしい描写があって、わたしは愛しくなってしまいます。パパ、ママの描写も愉快。こういう家族、本当にいそうだから、実際に動物園で出会ったら思い出してクスッと笑ってしまうかも。
     ただ、5つ星にしたけれど注文したかった点がひとつ。子どもの本だからと言って全部ひらがな表記にするのは、作品のイメージをくずすことにつながります。内容や対象に合わせて本文に漢字が使用されていたら、本作品はもっと生きるはず。息子に「ぼく」と「弟のハリー」の年齢をイラストから推測させたところ「ぼく」は3−4年生、「弟のハリー」は1−2年生とのこと。小さな子ども対象というよりは、大人受けしそうな場面があったりして、ひらがなだけではページから受けるメッセージがピリッと伝わらず残念です。こういう作品はたとえ難しい言葉でも漢字を使う方が印象に残ると思うんですが。

    投稿日:2003/07/03

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