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空とぶライオン」 みんなの声

空とぶライオン 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1993年10月
ISBN:9784061318984
評価スコア 4.35
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  • 現代社会を生きる人々へ

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    強くていさましいと頼られるライオン。
    ネコたちのために空をとんで獲物をつかまえごちそうしてあげます。
    でも本当は昼寝が趣味なのに。
    ネコたちはそんなことは信じません。
    来る日も来る日もライオンは疲れた体に鞭打ち、獲物を捕まえに行きます。
    ある日とうとう・・・。
    ライオンは決してネコに命令されて行かされていたのではありません。
    自分が行かなくてはという責任感や頼られる者としてのささやかな優越感からの
    行動なのだと思います。
    まさに体がぼろぼろになるまで働いてしまうサラリーマンのよう。
    ライオンは金色の石になり眠り続けます。
    「きっと 疲れてたんだ」という言葉で目が覚めるライオン。
    ライオンはネコのために空を駆けるのが嫌になったのではありません。
    ただ一言の、ねぎらいの言葉、自分のことを思ってくれる言葉があればよかったのです。
    現代社会を生きる大人に対するメッセージのような気がしました。
    大人向きの内容だったので、息子はどう感じたのだろう?と思っていたら
    意外な答えが返ってきました。
    「嫌なときには嫌って言わないとダメなんだよね」
    客観的にとらえているんだなと少し驚きました。
    子供の世界も複雑になってきている世の中。
    本音を言えない、でも認めてもらいたいという心情を身近に
    感じているようです。

    投稿日:2006/07/10

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  • 心にズンとくる本

    はじめは表紙をみて、佐野洋子さんの独特のタッチでかかれた美しいライオンが気に入って手に取ったのですが、読んでいくうちに、考えさせられ、心にズンとくる絵本だと思いました。
    私も、このライオンの周りにいるネコ同様に、がんばっている人にたいして、その人の心の中を気がつかずに「すごいね!がんばれ!」と言っているのではないかと、心がキュンと締め付けられる思いでした。
    最後にライオンの気持ちをぴったり言い当てる子ネコの言葉にライオンは救われ、読んでいる私もホッとさせられました。
    『100万回生きたねこ』同様、心に残る1冊です。

    投稿日:2006/07/09

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  • これ自分だー

    思わず「切ねぇーッ!!」と叫びながら読んでしまうほど共感しました。これ、大人のほうがリアルに解釈できるんじゃないかな。自分を殺して期待されてる役割演じなきゃいけないシーンって、日常に山ほどありますし。
    子供の頃も多少あったのかもしれないけど、まだそれを本人が自覚していないと思う。小さい子には理解するの難しいかも…でも理解できないうちが華かもしれませんね。

    投稿日:2006/03/28

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  • 大人と子どもの感性の違い?

    • ムースさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 男の子10歳、女の子5歳

    小学校中学年の教科書掲載作品だそうですが、メッセージが理解しにくく、何を言いたいのかよくわからず、息子と読んでいる間中、わたしの中にはクエスチョン・マークが飛び交っていました。読み終えて「自分自身でいることの大切さ」をうったえる作品かなと理解したのですが、実はよくわかっていませんでした。あえていえば、現代の疲れた大人向けのメッセージ絵本?というような印象でしょうか。シンボリズムを多用し、何かにたとえて物語を展開させているのですが、そのひとつひとつが何を意味するのか(たとえば、ねこたちの「あはははーー」の笑い、「ライオンの冗談は昼寝が趣味」など)かえって余計に思え、わかりにくさになってしまっている。そんな感想を持ちました。(カテゴリーは異なりますが、表現手法は現代短歌に通じるところがありますね。)
     ところが、息子の方はちゃんとメッセージを受け取っていたようで驚いてしまいました。作者は何を言いたかったのだろうと翌日になって私が聞いたら、「depressed(落ち込んでいる)している人がいたら、優しい言葉をかけてあげること」と言っていて、へえ〜そうだったのか……と感心してしまいました。子どもはちゃんと心で受け止めていたのですね。(光村ライブラリーというシリーズ本で読んだので)巻末の解説を読むと、ちゃんとそのように解説されていました!
     しかしながら、この作品がなぜ教科書に?という疑問はいまだ持ち続けています。同じことを伝えるにしても、もっとすっと心に入る作品は、いくらでもあると思いますが……。親の視点から見ると、遊び心を持って現代風にアレンジされた抽象画のような作品でした。

    投稿日:2004/11/10

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  • ライオンの気持ちを思うと

    ライオンというと,「強い」とか「いさましい」といったイメージがあるけど,周りの人の期待したイメージを裏切らないように自分を抑えて振舞うライオンが,読んでいくうちにかわいそうになってきます。初めは純粋に家にやってきたねこたちにごちそうをしたくなって獲物のをとりに出かけるライオン。しかし,ねこたちは「ひるねがしゅみ」と言うライオンのことばを信じようとしません。ライオンは強くてりっぱで,獲物を捕るのが得意だと思い,自分たちがくるたびにライオンが獲物をとりに出かけるのを当然だと思い込んでいます。挿絵のライオンの色がどんどん青や緑色になっていくのを見て,本当にしんどいライオンの気持ちが伝わってきます。子ども向けというより,おとなが読んでじ〜んとくる絵本です。佐野洋子さんの『100万回生きたねこ』のように,読んだ後考えさせられるようなおはなしです。

    投稿日:2003/08/06

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