この☆はウィルコンさんの絵に送るものです。
たまたま3冊続けて(<くろねこのかぞく>、<月がくれたきんか>)、ウィルコンさんの絵本に出会いました。どれも登場者すべてに(悪と思われるものに対しても)思いやりを感じる暖かい絵で、お気に入りの作家となりました。
この話は、言われるままに使われる状況に別れを告げ、「自分の得意なことを生かす」場を求めて旅に出たピエロと動物たちの話です。今の世の中、こういう人が増えてきたよなあ、という印象。この選択のもたらす結果の善し悪しは様々な要素が絡み合って、出会いがあって、決められることだと思います。
それはさておき、ピエロと行動をともにする動物たちの愛らしいことも魅力。
この絵があってこそ、この話を穏やかに見守ることができました。