「ゾウのはなはなぜ長い」 みんなの声

ぞうの鼻って、そうやって長くなったの！？というおもしろさのある絵本です。
でも、すこし暴力シーンが多いような……
前半は、ほぼすべてのページに「たたきました」とあるし、最終的には、鼻の長くなったぞうが、今までたたかれた仕返しをしているようで、なんとなく残念な気持ちになりました。
へびとわにに引っ張られて鼻が長くなったという経緯も、それだけで見るとおもしろいのですが、それまでに暴力シーンが多いだけに、「痛そう…」という感想になってしまいました。
厳しい評価ですみません。

子供が幼稚園で、この劇を観てきたそうです。
前半、鼻の短いゾウの絵ですが、見慣れないせいか、ものすごくおかしく思います。
それにしても、大勢のゾウの鼻を伸ばしてあげたワニの存在が忘れられません。
ゾウの大群が来ただけでも驚いたでしょうが、さらに「鼻をひっぱってくれ」となれば、どんなに驚いたことでしょう。
私の中では「影の主役」がワニですね。

子供が、長さんの絵に惹かれて借りてきました。
ゾウの鼻が長くなるいきさつを、飄々とした物語にしてます。

好奇心の強い像が、どうして鼻が長くなったかの理由はとても面白いと思いましたが、
いじめたりいじめられたり、お尻を叩かれたり
鼻が長くなるまでのいきさつに少し違和感がありました。

好奇心の強いものはどこでも異質に扱われてしまう。
でも先駆者にもなれる。
という西洋的な思想の意味合いが込められてるのでしょうか。

本当にゾウの鼻はどうしてあんなに長いのでしょうね・・
必要とされる部分を進化させる自然界のしくみについて
大人の私は、しみじみ考えてしまいました。

少し哲学的な感じもするストーリーでしたが、長さんの絵でなごめました。

ぞうの鼻は今のように長くなくて、短かかったんです。
どうして長くなったのでしょう？ 今までそんなこと考えたこともなかったのでちょっとびっくり！
この絵本を読めばその理由がわかりますよ。他には「ひょうのてんてんはなぜできた」のお話も入っています。子供の好奇心をかきたてるなぜなぜ話です。