ドン・フリーマン氏の絵本はとても温かみに溢れていて
読後感がすごく好きなんですが
これもまさにそんな感じです。
虹に憧れてその美しさの秘密はなんだろう??と不思議に思ったり
根元はどこにあるのか・・・とかっていうエピソードは
『くんちゃん』のシリーズにもありますが
このお話もそんな雰囲気を持ちながらも
変幻自在な虹と遊ぶ自分の姿を想像する「ぼく」の豊かな心がいいですね。
何気ないお話ではあるけれど 虹を探し求めていったけれど
自分の身近にも「じぶんだけの虹」を見つけることができた「ぼく」の喜びも
じんわり伝わってくるラストもステキです。