ねみちゃんのお誕生日に大きな風船を贈ったねずみくん。
ほかの仲間たちから、いろいろなプレゼントをもらっているうちに、大きな風船はどんどん縮んでしまいます。
縮んだと思ったら、とんがって。。。中から「ぼくはいつも ねみちゃんと いっしょにいたいです」というお手紙が出てきます。
ページをめくるたびに小さくなってく風船の変化や、何かとんがってると思ったら、中からお手紙が出てくるというストーリーに、6歳と3歳の子どもたちは素直に楽しんだようです。
私自身は、最後の仲間たちの複雑な表情が気になって、もう一度読み返してみました。
すると、仲間たちから次々にプレゼントをもらったあとで、必ず「ねずみくんのは大きなプレゼント」と比べるようなねみちゃん。
ちぢんで、とがってきた風船をみて、「わーい」「へんなプレゼント」と指差している仲間たち。
手紙をみつけて泣いて喜ぶねみちゃんを、気まずそうな表情でみている仲間たち。
何だか複雑な関係だったんですね。いろんな見かたのできる絵本だと思いました。
子どもは、そのへんは特に気にならなかったようで、このシリーズが好きみたいなので、そのまま楽しんで聞いてくれたらいいのかな、と思いました。