ちょっと泣けそうなお話です。
主人公の青花は良い子なのに、母に愛されないままで顔色を伺ってばかり。妹と弟は好きなようにふるまっても、我がままを聞いてもらえるのに、自分はいつも遠慮してばかり。カラオケも外食も海も全部自分だけ我慢。妹や弟も母親の態度をみるので、青花には大きな態度を取ります。ある日、人気のある三四郎が青花と仲良くなったことから、友達だったはずのエコが青花をひどい奴よばわりして陰で動き、仲間はずれになってしまう。そして、母にも「こんな子、生まなきゃ良かった!」と言われ傷つく青花。
ついつい心を痛めながらも読んでしまいます。親子間でもひいきってたしかにあって、自分ではこだわってしまうものですよね。私も、うとまれてまではいないけど、ひいきされてない子だったので、気持ちが分かります。泣きそうになりますが、ストーリー展開がよく、次を早く読みたくなります。