リンドグレーンさんは子供の心をよく理解しているんですね。ロッタちゃんの少し生意気なところや、お兄ちゃんやお姉ちゃんと同じ事をしたいと思う気持ちには共感しました。私も小さい頃こんなだったなぁと。
誕生日に欲しかった自転車をもらえず、ベルイおばさんから盗んだ自転車に乗ってけがをし、挙げ句の果てにはプレゼントのブレスレットをなくします。「あたいのたんじょうびなのに!」と嘆くロッタちゃん。でもお兄ちゃんやお姉ちゃんには悪いことした罰だと言われます。反省し始めたロッタちゃんはパパの帰りを待ちました。するとパパが子供用の自転車を持って帰って来るではありませんか。一気に有頂天になったロッタちゃんは早速乗ってみます。その姿を見てみんなびっくり!まだ5歳だというのに一人で乗れるのです。最後にはなくしたブレスレットも見つかりめでたし、めでたし。最高の誕生日になったのでした。
「バカなじてんしゃ!」と叫ぶ生意気なロッタちゃんがとても可愛らしく感じ、その反面自分のそういう部分を見ているような気がします。設定が春くらいなんでしょうか、桜のような木が描かれていて今の季節にぴったりです。