「ポプラポケット文庫 一つの花」 みんなの声

何度読んでも、「一つだけ」という言葉が心を締めつけるような名作の表題作品を読んだら、そのまま今西祐行さんの世界に入り込んで行くような作品集です。
簡易で優しい文体なので、感情移入しやすいと思います。
教科書に掲載された作品も多く、気持ちを過去に戻すこともできました。

親も戦争を知らない世代、未来を担う子供に、戦争の悲惨さ平和の尊さをいかに知って学んでもらうか。
大人の指名にも感じています。
でも、経験談を語ることもできないし、「はだしのげん」「ほたるの墓」など、私たちは子供時代によく見た映画も最近はテレビでも放送されなくなりました。
身近なものでとなったら、もう本しかないのかも！
ポプラポケット文庫は小学生にも読みやすいので、我が子にも読んでほしい１冊に感じています。