「くだもの」 みんなの声

　この本を与えたのが６ヶ月になったころ。本物そっくりの絵を指で一生懸命つかもうとしている姿がとても印象的でした。
　初めて発した言葉が「どうぞ」お友達と遊んでいてもおもちゃを「どうじょ」おやつを「どうじょ」とすぐあげてしまう娘でしたが、お陰で友達といつも仲良く楽しく遊ぶ事が出来ました。

うまれて２ヶ月の娘に、と思って買ったのですが、３歳のお兄ちゃんも「いっしょに　みる！」と言い、みんなで寝っころがって見ていたら、「はい、どうぞ。」のところで、お兄ちゃんがママと妹に「はい！　はい！　もぐもぐもぐ...おいしいねぇっ！」とわけてくれました。
「あまいね」「あまずっぱいかな？」などと言いながら、みんなでもぐもぐしながら絵本を見ています。
本当においしそうなくだものが、見ていて新鮮な気持ちになります。

そのままの果物の絵と果物の名前がまずあり、その隣のページに「さあ，どうぞ」と言う言葉と共にその果物を取り分けた絵があります。ただそれだけの本のなのですが、息子はこの本を読むとき、取り分けられたページの絵をつまんで食べている真似をし、私にも「どーじょ」といって分けてくれる真似をします。果物の名前を覚えるし、取り分けて人に勧める気持ち（分け合う気持ち）も養われるようにおもいます。この絵本のミソはリアルな温かみのある絵です。本物そっくりなのですが絵です。これが写真だとここまで興味を持たないのではないでしょうか。幼いお子さんにお勧めの本です。

完璧な絵ですね〜。絵が上手って素敵な事です。子供が単純に喜ぶ横で、芸大ってやっぱりすごい（作者が芸大出身です）と見るたびに思ってしまいます。

娘が１歳の頃大好きだった絵本です。絵がとてもリアルで普段口にする機会の多いくだものばかり登場します。「どうぞ」とカットされたくだものを私が手で娘の口に運ぶと「あ〜ん、パクッ」っと食べるマネをします。この絵本を読んでから食わず嫌いだったなしやいちごを食べるようになりました。

とっても絵がリアルで子供は絵の果物を取って私に
「はい、どうぞ」と分けてくれます。それを口に持っていき
二人でおいしいねと言い合いながら読んでいます。
難点はこの本をおなかの空いた時間帯に見ると
「みかん欲しい」とか食べたくなるらしく、
泣いて欲しがって私を困らせる事かな。

とにかく、くだもののイラストがとてもリアルに描かれています。特に「いちご」が本当にリアルで種の一つ一つ、色艶まで本物みたいです。いちご大好きの娘はお皿にもってあるいちごの絵をどうも本物のいちごと思っているらしく、そのページをめくるたびに「ふぅーん」を切ない声を出していました。どうもいちごをちょうだいと催促をしているようでした。絵本をひっかいてやまなかったんですもの。子どもにとって身近な存在であるくだものだからこそ、こどもの興味を引いてやまないようです。

自分が小さい頃、お母さんにしてもらったようにして（こんなに優しくされたのは、私は病気のときだけでしたけど〜）果物を食べる。絵からにじみでる優しさが、小さい子供にこそ分かるのではないでしょうか。つい手を伸ばして、あーん、と口を持っていきそうになります。優しく穏やかな１冊です。

タイトルどおり「くだもの」の絵本。まずは本物そっくりの《すいか》。次のページは食べやすい大きさに切った《すいか》がお皿にのっていて、スプーンが添えられています。「さあどうぞ」。
もも、ぶどう、なし、りんご・・・　珍しいものはひとつもありません。最初は丸ごと、次は食べやすくした果物が順番に出てきます。あまりにも本物そっくりなので、ついつい子供も手が伸びてしまいますね。

１歳頃読んであげた絵本。
子供の好きな果物がまるごとでてきて、次のページでは、「さあどうぞ」と、お皿にのってでてきたり、フォークに刺してでてきたりと、口がアーン、手も出てしまうほど美味しそうに描かれています。
絵本の果物で娘と食べさせごっこ、親子で楽しい時間がもてました。
もちろん果物のなまえを覚えるのにもいいですよ。