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ないたあかおに」 みんなの声

ないたあかおに 作:浜田 廣介
絵:池田 龍雄
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1965年12月
ISBN:9784033020204
評価スコア 4.73
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みんなの声 総数 50
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  • 誰かのためにできること。

    いろいろ出されている≪ないたあかおに≫。
    私が小さい頃から慣れ親しんでいるのが、
    この池田龍雄さんの挿絵のものです。

    赤鬼、青鬼、村人の三者の思い。特に青鬼の切ないまでの
    友達を思う気持ちに多くのことを考えさせられます。
    誰かのことを思って、ここまで自分を犠牲にできるのかな?
    いいえ、きっと青鬼は犠牲になったなんて思っていない。
    どこかでずっと赤鬼の幸せを祈っていることでしょう。

    長男は、去年の節分で読んだときに、
    いい鬼もいるんだね。鬼は外!はかわいそうだね。
    と言いましたが、今は
    青鬼さん、どこ行っちゃったんだろうね。。
    帰ってきたらいいのにね。。とつぶやいています。
    そう。差別なくみんなで仲良く暮らせるのが理想だね。

    投稿日:2007/02/03

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  • 心に残るおはなし

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    息子が国語のプリントをしていて、
    このプリントの話は読まなくてもわかると言った作品でした。
    問題の中で 赤鬼の家の前に立てた看板に
    「こころのやさしいおにのうちです。○○○」と空欄になっていて、
    続きを考えなさいとなっていました。
    息子は迷わず、言い当てました。
    その話を隣で聞いていた娘も迷わず 答えを言いました。
    こうなっては 本を借りて、それが正しいか確かめることになり、改めて読み直しました。
    子供2人はアタリとうれしそうでした。
    学校で読んでもらったそうですが、
    2人の心に素直にはいった作品のようでした。

    投稿日:2006/11/12

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  • 男の友情

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    私が小学生1年生だったときにはじめて読んでとても衝撃的だったのを覚えています。30数年たって読んでみてこれまた衝撃的でした。人間の友達が欲しい赤鬼が友達の青鬼の計画に半ば無理に乗せられてひと芝居うつのです。その後赤鬼は忙しいほど人間の友達ができ、青鬼のことは忘れていました。ふと思い出したときに行ってみると…。
    好きな相手の幸せを思うあまり自分を犠牲にするなんて、映画の「カサブランカ」もそんな感じではなかったでしょうか。映画の場合、相手は異性でしたが。悔やんでも悔やみきれない赤鬼の悲しみが伝わってきます。なにも言わずに姿を消した青鬼の気持ちをおもうと切なくなります。私は女なので、間違っているかもしれませんがこれは究極の男の友情と言えるかもしれません。いつか赤鬼も青鬼も年をとって再会を喜び合えたらいいなと願っています。

    投稿日:2006/03/19

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  • あかおにの心とあおおにの心

    • ゼミさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳

    自分の身を犠牲にしてでも大好きなあかおにのためにわる者しなったあおおに。自分の幸せのために姿を消してくれたあおおにを思い複雑な感情の中涙するあかおに。人間の心の機微が子どもにもきっと伝わるであろうこの名作ですよね。
    豊かな絵本は子どもの成長に良い影響を与え心も豊かにしてくれる、そうですよねそんな作品ですよね。
    ゲーム漬けの現代の子どもたちはきっとあおおにやあかおにのような心をはぐくめないのではないかと案じている投稿者です。

    投稿日:2006/03/14

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  • やさしい文章と素敵な絵

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子5歳

    私も『ないたあかおに』といえばこの本です。手元にあるのは実家から持ってきたもので、昭和41年発行、定価290円です。今でも絶版にならずに出ているのが凄いですね。
    まず、言葉遣いの丁寧なところがとてもすきです。声に出して読んでいても、とても心地良いですね。昔はこの「〜でありました。」という言い回しの絵本が結構あったような気がします。耳から入った時にとても暖かい感じがします。
    あかおにとあおおにの絵も素敵。あかおにはちょっと下ぶくれの四角い顔で濃い灰色の髪。あおおにはシャープな三角形の顔で金髪。この違いでも、両者のキャラクターの違いがしっかり出ていて面白いです。(非常に蛇足ですが、私の高校1年時のボーイフレンドの第1印象は「あおおにに似てる」というものでした。まさにアバタもエクボだったのですが。)
    そして、あかおにの幸せを思って姿を消すあおおにの気持ちにも泣かされますが、あおおにを心から信頼しているあかおにの気持ちも純粋です。お互いを思いあう友情の素晴らしさがヒシヒシと伝わってきます。
    5年生で読み聞かせしましたが、水を打ったようにシーンとしていました。この友情の素晴らしさを感じてくれたかどうかはわかりませんが、この素晴らしい絵本の存在を知ってくれただけでも良かったと思っています。

    投稿日:2006/01/28

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  • なんど読んでも、涙がでます。

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子5歳

    節分が近づくと、鬼が出てくる絵本に触れることが多くなると思います。
    昔は、鬼といえば悪者というイメージがありましたが、最近では、いい鬼もいるんだよというような絵本もたくさん出ています。
    それがいいのか悪いのかは別にして、この「ないたあかおに」は、とても素敵なお話だと思います。
    40年前に書かれたお話ですが、長く読み継がれてほしい絵本です。

    最後のあおおにの手紙には、いつも涙が出てきます。
    何度読んでも感極まって、読む声が震えてきます。
    あおおにくんのあかおにくんに対するやさしさに、とても感動し、あかおにくんの寂しい気持ちが伝わって、一緒に涙してしまいます。

    娘は、5歳。お話を聞いて、「あおおにくんがこわい」といいました。まだまだ、このお話の内容がわかっていません。でも、いつか、このお話の内容を理解する日がくるよう願っています。

    投稿日:2006/01/26

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  • 懐かしい・・・

    私が子供だった頃、この絵本が家にありました。子供が好むかどうか別として書店で見つけて購入。1965年が初版でした。絵本は言葉が昔口調だし、内容も4歳の子には難しいかなと思ったのですが気に入ったらしく、最近は毎晩のように読み聞かせをしています。まだ、あかおにとあおおにの友情についてはわからないようですが、(なぜ、あおおにがあかおにのもとを離れて行ったか)徐々にわかってくれれば良いと思います。

    投稿日:2006/01/16

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  • 童話の古典かもしれません

     もう2月が終るので,忘れないうちに書いておきます。この本のお話は大正か昭和の初期に書かれたのでしょうが,今読んでもじゅうぶん新しいと思います。赤鬼と青鬼の友情,いなくなった青鬼の気持ちを思う赤鬼,それを自然に感じられるこの作品はやぱりいいなあ。節分の豆まきで鬼をいじめて少したってから読むのがいいと思います。1年生のお子さんたち,自分のことのように聞いてくれました。池田龍雄さんの絵もいいなあ,寂しい赤鬼がとってもうまく描けています。鬼の季節にはお薦めです。偕成社 1000円。

    投稿日:2005/02/28

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  • あおくんの強い思いに感動します

    子供の頃に読んだ絵と違う気がしたのですが、いろいろな出版社から挿絵違いで出ているのですね。
    池田龍雄さんの絵は、若くてスマートな鬼のやわらかな表情がステキでした。
    村人と仲良くなってから毎日が楽しくなったあかおにですが、ふと友だちのあおくんのことを思い出します。
    あおくんの家を訪ねると扉にあかおにに当てた手紙がはってあり、黙って何度も何度も読み返すあかおに。涙がとまらないあかおにの気持ちがこちらにも伝わってきます。
    「どこまでも きみの ともだち」この言葉を子供にも理解して欲しいと思います。

    投稿日:2004/12/19

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  • この本はうちの義母が娘への贈り物として頂きました。
    ということで早速2歳の娘と一緒に読み始めましたが、あまりにも娘には理解することが出来ない内容で、すぐに娘は飽きてしまい、違う本を開き始めました。
    しかし、そんな娘を横に置き、内容に魅了されたパパは読むことを途中でやめられなくなってしまい最後まで読み進めた次第です。もう「あおおに」のキャラクタがすばらしい!につきます。
    娘には内容が理解出来るようになってから改めて絶対に読んでみようと思いました。

    投稿日:2003/06/11

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