いかにも外国らしい発想の絵本だなと思いました。
青い丸と黄色い丸を擬人化して、仲のよい二人が重なり合うと緑になってしまうお話です。
全編にわたって具体的なものは出てこず、
色と形で物語を楽しむ形になっています。
アーティスティックな作品で、
まだ頭の柔らかい子供の想像力をいっぱい引き出しそうなユニークな作りです。
紙も厚手でザラザラしたものを使っていたり、
視覚だけでなく触覚、聴覚など多角的なアプローチを考えて作られているなと感じました。
動物や人間や乗り物、食べ物など、具体的なものが出てくる絵本が多い中、たまにはこうゆう趣向の絵本を読み聞かせるのもいいなと思います。