あおくんときいろちゃんは、大の仲良し。仲良しすぎて、緑になっちゃって・・・!
この絵本の魅力は、まず、色と色を混ぜたら、他の色に変身するということを、子供に教えてくれることです。色水や、粘土なんかで実際に遊んでみた人も多いはず。
でも、何よりもすごいのが、ただの青や黄色の丸が、『あおちゃん』『きいろちゃん』として、いきいきと動いていることです。
『あおちゃんです』と始まった最初のページを見て、大人は、「ええっ!?」と、思わず突っ込みたくなりますが、子供はすんなりと受け入れているようす。
単なる色の塊が、命をもって生き生きと絵本の中で動いているのが、こんなに楽しく読めるのは、子供の想像力のすばらしさなのか、作者の才能なのか・・・、感心させられる絵本です。