黒と白だけで描かれたシンプルな作品。
しかし、ページがめくられ、お話しが進んでいくうちに、ある「大きなしかけ」に気づいていきます。
ここでお話しが終わりかな?
というところで、おもむろに本は逆さまに!
なんと、この本。逆さまにしても楽しむことができる本だったのです。
4年生の子ども達はこの本の仕掛けに途中で気づいてしまいます。
ですから、こちらが本を逆さまにした時点で「やっぱり!」とか「ほらね」なんて声をあげます。しかし、そんな得意そうな声が聞こえたのはほんの数秒の間だけです。
子ども達も想像できないほどに逆さまでも楽しむことのできる世界が広がっているからです。
「なるほど!」「すげー!」
そんな子ども達の声に送られて旅は終わります。
いつもと違う読み聞かせにぜひ。