田島さんの絵本の中で、1番読みたいと思っていた絵本。やっと手に取ることができました!
毎回、田島さんの絵には圧倒されますが、この絵本ほど直球の威力を間近で感じる絵本はありません。特に、カマキリやヘビの鋭さには、思わず後ずさりしてしまう迫力があります。
でも、それ以上に、心に迫ってくるのが、空を飛んだバッタの力強さ。真っ赤に染まる荒地を越え、青い大海原へと飛んでいくバッタの姿に、なぜか涙がこみあげてきます。自分の力で飛べることが、うれしくて、うれしくて、自分の行きたいほうへ、風に乗って飛んでいったバッタの姿に、我が子の未来を重ねるからでしょうか。
みんなに笑われたっていい、かっこ悪くたって不器用だっていい、自分の好きなことを見つけて、自分の信じる道を、どこまでも自由に、堂々と、飛び続けていってほしい。そのときが来たら、私も精一杯応援してあげよう。きっと涙でぐしゃぐしゃになりながら・・・。