いつも原書のレビューを書くときは、まずこちらで日本語版が出ているかな?と、チェックしてから投稿をするのですが、「フランシス」のシリーズで検索したところ、あれ?有名な本なのに、このお話の邦訳はまだ??そして、もう1回目を凝らしてみてみると、ありました! 「フランシスのいえで」と訳されていたのですね。(ちなみに原題は、“Baby Sister For Frances”)
大好きな松岡さんの訳。ガース・ウイリアムズの絵とともに、最後まで楽しめました。
フランシスのシリーズ・・・どのお話も、お父さんとお母さんの愛情の深さ、そして、思慮深さ、聡明さにも感動するのですが、妹のグロリアが生まれた後も、それはまったく変わりません。フランシス自らがそれに気づくまで、辛抱強く、温かく見守っていてくれます。心のゆとりって本当に大切だなと、私たち親にも気づかせてくれるお話です。