1956年初版の古典的作品で、日本でも1964年に訳されて以降、継続的に読まれ続いている作品です。
原題は、「The Curious Little Kitten」
いたずらというところに、少し違和感を覚えました。
左にカメ、右にこねこ。
この関係はずっと続いて、真中で出会ったり、離れたりするシーンが登場します。
常に同じ場所を映し出しているので、まるでパラパラ漫画を見ているようです。
とてもシンプルなお話で、絵も二色刷りなのですが、とても味わい深いものに仕上がっています。
絵の一本一本の線が、実に細かく描かれていて、魅了されること間違いないでしょう。
また、話自体も、分かりやすいので、小さいお子さんでも、充分に楽しめる作品だと思います。
ねこってこんなにも、水が嫌いなのかと初めて知りました。