童話館出版の『しごとをとりかえただんなさん』と読み比べてみました。
ストーリーはどちらも、奥さんの仕事の方が楽だと思った旦那さんが、奥さんと仕事を交代してもらったものの、何をやってもうまくゆかず、へとへとになるばかりか、みっともない姿を奥さんにさらす、という分かりやすいものでした。
文章や絵は好みもあるかもしれませんが、こちらの特徴は、最後に、奥さんが旦那さんの姿を見て呆れ果てている場面でスパっと終わることです。童話館のほうは、旦那さんが奥さんにお詫びの言葉を述べていました。話の展開から、内容は充分に分かるのですが、より小さい子には後者の方がさらに分かりやすくて良いかと思いました。