こわがりやで自信のないねずみ、シオドア。
ほんの出来心でついた嘘。
シオドアも最初は、そんなつもりじゃなかったと思います。
少しだけ、自分にもすごいところがあると自慢したかっただけ。
でも、引き返せなくなる。
とはいえ、みんなに称えられうちに、
不思議と罪悪感も消えていきます。
ビクビクしてたシオドアの表情が、
傲慢に満ちた顔に変化していくのが、
心境の変化をリアルに表現しているなって思いました。
でも、嘘は必ずばれる時がくるものです。
そして、シオドアは、姿を消すことに・・・。
メッキは、必ず剥がれてしまうもの。
でも、勘違いしてしまうのも人間。
深い教訓を噛みしめつつ、
なんだかシオドアが不憫に感じてしまいました。