『MISS BROOKS LOVES BOOKS! (AND I DON’T)』が原題。
この題名も味わい深いです。
「あたし」の学校司書の先生、ミス・ブルックスは本が大好きで、
それこそ、被り物なんて序の口で、子どもたちに本を手渡すのです。
でも「あたし」は本なんて大嫌い!・・・のはずが・・・。
私もおはなし会を担当しているので、ミス・ブルックスの気持ちには共感できますが、
この行動力には脱帽です。
知っている本もたくさん登場し、なるほど!のコスプレが迫力物です。
そして、読書週間。
ミス・ブルックスは、興味を示さない「あたし」にも、
お気に入りの本を発掘してくれるのです。
このアプローチは見習いたいと思いました。
さりげない、お母さんのフォローもいいですね。
シニカルな「あたし」のモノローグで進むストーリーも、
子どもの気持ちにぴったり寄り添っていて、素敵でした。
ブックトークにも使えそうだと思いました。
もちろん、小学校のおはなし会で読みます。
ちょうど子どもの読書週間だったので、まさにタイムリー。
子どもたちの反応が楽しみです。